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御伽噺戦争・VR旅行記十回目

やあ、こんにちは。御伽噺戦争(メルヒェン・クリーク)・VR(メルクリVR)の旅行記の十回目だよ。


つ 一面の荒野、ところどころ燃えたとわかる燃えカスが残っている


前回の宣言通り、ワルキュレア西の紛争地帯について書いていくよ。


つ 雑な地図、川と首都のほかに、西側に斜線が引いてある地域がある


前回までの記事で、ワルキュレア国内で戦争の雰囲気はなかったと思うけど、それもそのはずで、ワルキュレアの戦場はここ、西の地域だけで行われているんだ。

逆に言うと、ここ以外は国境の砦でいざこざがあるくらいで、戦乱はないんだよ。


ここから、元のコンシューマも含むこの世界の戦争について書いていくよ。


つ ところどころゆがんだ円のようなものに線が引かれ、その間に国名が記載されており、中央に「中央空白」の文字


メルクリプレイヤーでもあんまり見たことないかもしれないけど、メルクリの世界はこんな大陸の中で繰り広げられてるんだ。

メルクリ世界の設定については、「メルクリ OP」で検索するとよくあるPRGとかの始まりの散文みたいなのの動画が出てくるから、それを見てほしい。

とはいえ、簡単にまとめると、


・神様が手慰みに作ったのがメルクリの世界

・基本的に人間を作った後は放任にしたけど、大陸の中央部分だけ誰も入れないようにした

・大陸中央部は神様の領域だったけど、神様がこの世界に飽きて手放すから好きにしろって言って人間たちはこの中央を自国の領地にできれば大陸を制するも同じと争うように

・それを見ていた世界を作った神様とは別の神様、いたずらにほかの世界から星降人プレイヤーをよんで、「おまえこの世界の戦争で降りた国を勝利に導いたら神様なかまにしてやるよ」と世界に放り込んだ

・星降人は神様になるためにメルクリの世界で戦に参加する(ただし最初は記憶喪失で、ただ戦に参加しなくちゃいけない衝動で戦ってた)


結構ぶっちゃけた感じにまとめたけど、こんな感じだよ。も少し神秘的な雰囲気もあるけど。

で、コンシューマ版だと星降人は「神聖帝国レッドキャップ」に降り立って、レッドキャップを導くことになるんだ。

つまり、コンシューマだとほかの国は全部敵なわけで、VR版もやっぱりレッドキャップ所属が多いかな。

コンシューマは、この星降人が降り立った時にワルキュレアから外交のためにやってきていた貴族が、テロ組織とかかわっていたとして、外交官本人とその娘を殺害しさらし首にするんだ。

そのうえで、ワルキュレアに宣戦布告したことを発端に大陸各地が戦場になっていく……って流れなんだけど、VR版は違うんだよね。


つ 何もない空間だが、神秘的な光やエフェクトが舞っており、その中央に人型の光がある


VR版は、世界を作った神が飽きて放り出す前に、星降人を呼んだほうの神が「外から人間連れてきて争わせるの面白そうじゃね?」って提案して、星降人同士で国の代理戦争をすることになった、ていう流れなんだ。

まあ、メルクリっていえば戦争だし、大規模対人戦にするためにつけた理由付けだろうけど、逆に言うとコンシューマとの違いってそこくらいなんだよね。

それ以外は各国の歴史も大体一緒だし。

あ、この光の塊がその「プレイヤー同士の戦争楽しそうじゃね?」って提案したほうの神様だよ。


つ 上で貼られた大陸の地図、ただし各国の一部(比較的中央寄りの場所)に斜線エリアが追加されている


で、世界を作ったほうの神様は「それはいいけどせっかく作ったのにめちゃくちゃになるのはなんかシャクだから、争うのは決まった場所だけにして」って言って、上の地図の斜線エリア「紛争地域(Gv地域)」を設定した。

既プレイの読者は知ってるかもしれないけど、実はこの「紛争地域」以外は対人戦ができない仕様になってるんだよね。

逆に、この「紛争地域」であれば対人戦も可能で、ただ立ち寄っただけでもPKされることもある危険地域になるんだ。

どこの国でも、「紛争地域」に近づくと「この先対人戦可能エリアとなります。ペナルティにご注意ください」ってポップアップが出るから、間違って近づいた人はすぐに引き返すといいよ。


つ 木々の燃えカスがころがり、雑草一つ生えていない荒野の中に立派な石造りの砦が建っている


で、これが大規模対人戦会場です。

基本的に週替わりで二つの国がピップアップされて、その「紛争地域」にある砦をかけて争うんだ。

ピップアップされた国のプレイヤーは防衛、それ以外の国のプレイヤーは侵攻する側になって、Gv時間内に砦が陥落したら陥落させた国に、砦を防衛しきれば防衛側の国に1週間の恩恵が与えられる。

毎年9月から7月までの11か月間争って、8月に中央空白をかけた成績トップギルド10ギルドでの頂上決戦が行われて、それで賞金が出るって感じだよ。


つ 公式HPのスクリーンショット、賞金についての記載がされている


賞金に関してはここに書いてあるから、詳しく知りたかったらこっちで確認してね。

HPには去年の頂上決戦の動画とかも載ってるから、それを見ても雰囲気つかめるかも。


つ 荒野の砦が「守護結界」ににた膜に覆われている


Gv時間外はこんな感じで前回のGvで防衛に参加したギルドのメンバー以外は入れなくなってるよ。

事前に何か仕掛けたりはできない仕様だから、大体Gv開始と同時に攻撃側の国が大規模魔法とかで砲撃、その隙に地上部隊が突撃するって戦法が多いみたい。

この辺はわたしはGvやらないし興味ないしこの時間仕事でいないから人から聞いた話だよ。


つ 遠くから荒野を撮影した写真、高所から撮ったのか、荒野全体を俯瞰で写している


ちなみに砦は一つじゃなくて、国によって砦の構成が違うから気を付けてね。

一番少ないのがトレディシェンの2棟、一番多いのがレッドキャップの10棟だったはずだよ。


つ 古びたワルキュレアの地図、上で張り付けた雑地図の斜線エリアは緑になっている


で、この「紛争地域」だけど、どこの国ももともと普通に暮らしてた人がいる地域だったんだよ。

国境付近は若干のいざこざがあったりしたそうだけど、普通に集落があって、普通に農作業なんかをして暮らしてる人たちがいたんだ。


つ 見切れる右手ピースとのびのびしている家畜と農家の姿


これは第三回の旅行記で紹介した写真だけど、覚えてるかな。

この人たちは、この「紛争地域」に住んでた人たちなんだよ。

神様が「紛争地域」として指定して、そこにあった家も畑も何もかもを燃やし尽くしてしまった。

事前に神託があって、移住するように手配されてたとはいえ、彼らはひどいショックを受けたって言ってたよ。

先祖代々受け継いだ家も、土地も、全部失ってしまったんだ。

これはワルキュレアだけじゃない。どこの国もそうだよ。

わたしがこの世界に訪れたのは最近で、メルクリVRが始まってから数年たっているから、最初期に始めた人たちが彼らとどんな話をしたのかはわからない。

それでも、何人もの星降人に慰められて持ち直せたんだと笑った彼らは、とても強い人だなと思ったよ。


つ 膜の張った砦の手前に右手ピース


簡単に「西の紛争地域」についての紹介だったけど、どうだろうか?

あまり楽しい話ではなかったけど、すこしでもこの世界の戦争について気にかけてもらえれば紹介した甲斐があるかな。

あ、砦内部はギルド所属にならないと入れないから紹介は今後もできないよ。

一応防衛拠点でもあるから、内部構造は外に出さないようにしてるって言ってたしね。

次回は、ちらっと出てた国境砦について紹介しようと思う。

それじゃあ次回を楽しみに待っていてくれ。

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