表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
剣客ウルフ  作者: ポチ吉
30/34

魔剣

※一気に三話更新(1/3)

 魔剣とは竜を殺す剣である。

 魔剣とは炎を操る剣である。

 魔剣とは雷を操る剣である。

 魔剣とは持ち主の命を啜り絶大な力を発する呪いの剣である。

 魔剣とは己の意志を持ち、自ら持ち主を選ぶ呪いの剣である。

 魔剣とは勝利と引き換えに宿主に不幸を運ぶ呪いの剣である。

 魔剣とは、魔剣とは、魔剣とは、魔剣とは魔剣とは魔剣とは魔剣とは――


 そう言ったモノではない。


 魔剣とは人の悪意の具現である。

 “殺す”と言う悪意にて術理を編まれ。

 “殺す”と言う悪意にてその術理を実行する為の身体を造り。

 “殺す”と言う悪意にてその術理を実行する為の技を編み。

 “殺す”と言う悪意にてのみ放たれる。

 即ち、魔剣とは純粋純然たる人の悪意の具現である。

 故に魔剣に求められる要素はただ一つ。殺す。ただそれだけである。

 何。心配することはない。何故なら悪の極みである悪魔も、その所業も――


 創造したのは人間(君達)だ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ