前書き
私がこの文章を書き始めたのは学生生活最後の日だった。
学生というなんでも許される無責任に近い最高の存在から、納税や勤労などの責任に満ち溢れた社会人という重苦しい存在へと変わり果てる前日である。
新しく始まる人間関係、安定した20万円前後の収入といった明るい面に全くの期待が無いわけではないが、やはりアルバイト以外では社会を知らない一学生としては社会人というものへの漠然とした不安が募るばかりだ。
1週間前に行われた大学の卒業式では何とも言えない喪失感に苛まれ、その際の気持ちを忘れないために思い出として本屋に立ち寄り英語の教本と小説を1冊づつ購入した。しかしそれら2冊は私の大学生活を表しているかのように机の上の小さな本棚で眠っている。
振り返ってみれば後半の2年はコロナにより崩壊し、大学に足を踏み入れることもほとんど無く、特別仲の良かった数人の友人と過ごした思い出しか残っていない。
大学生活でやりたかったこと、やり残し後悔していること、やってよかったことなど4年前の自分に会えるのなら伝えたいことをこの文章を通して大学生、高校生である読者の皆様に伝え、少しでも輝かしい大学生活の糧にしてもらえれば光栄の限りである。
<要約>
これは学生生活に未練たらたらの新卒社会人が書いています。
一応大学生活4年間を過ごした者としてこれから大学生活を始める皆さんにアドバイスや経験を書き記しています。参考程度に役立てて素晴らしい大学生活を送ってください。