第6節.遂二愚者ハ仲間ヲ得ル
はいはいはいはい来ましたよ⁉︎
ダメ人間のトーマス・マトンです。
みなさんいかがお過ごしでしょうか?
私はぶっ倒れました。マジで。
いやぁ睡眠不足って怖いですね(他人事)
俺と幼馴染は口論をしながら家に向かった。
誰の?無論、メリーのだ。
家について、メリーは片付けがあるといい、先に中に入っていった。
しかしそんなに汚いのかな。
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やがてしばらくして。
「準備終わったから連れてって!」
「いやテメェ駄々っ子かよ⁉︎」
ったくもう駄々っ子は嫌いだね。
「一応聞こう。正気か?」
もち、マジでも連れて行く気はない。
理由は幾つかある。
主要な三つをあげると、
一つ目に、仮にも俺は魔神(暫定)なのだ。
いつ迫害を受けるか分からない。
そんな奴の近くに、可愛い女の子がいたらどう思う?
俺なら生皮剥いでホルマリンにつけるね。
そういった感じで恨みを買う可能性がある。
二つ目に、あいつの問題だ。
あいつは強い。それこそ魔法に関しちゃ魔神化する前の俺を鼻歌交じりに撃破できるレベルだ。
だ・が・!
今の俺は何をするか分からない魔神だ。
あいつの近くには魔神がいるとあいつ自身が迫害を受ける可能性さえあるのだ。
そんな危ない橋は渡れない。
というわけで、断る気マンマンで答えを待ってると、予想の斜め上を行かれた。
「うんうん。正気!」
俺は混乱した。なぜここでク◯ウンピースなんだ⁉︎
それより、狂気の意味わかってんのか⁉︎
しかし、それに目をやってる場合ではない。
何はともあれ、断らないといけない。
そして口を開こうとすると、制止される。
「知ってる知ってる。君が断りたいのは。
しかもそれ私のことを考えての行動なんだよね。本当に嬉しいよ。でもね、私はついてかなきゃずっとお嫁にもらってくれる人もいないまま一生を終えないといけないの。それは嫌。だから連れてって!」
「お、おう」
なんだこいつ、さ○りか?th○rd eye持ちなのか⁉︎
心でも読めるのか?まあしかし、こいつがここまで考えての行動だったんだ、連れてってやってもいいかな…いやダメだ。
やはりこいつが危ない。
「だぁかぁらぁルークは心配性だね。そういうの大丈夫だって。私こう見えて腕っぷし強いのよ?」
…もういいや。どうにでもなぁれ。
こうなったら連れてかねぇとどんなことしてでもついてくるだろう。それこそ腕を無くそうが何をしようが。
こいつの一度決めたことを
貫き通せる性能はロン○ヌス並だからな……
「仕方ねぇな…来て「やったぁ!これで一緒だね!」…最後まで言わせろよ」
メリー が仲間に加わったよ!