第四節.愚者ハ不条理ヲ覆ス
お久しぶりでーす(゜o゜;;
私、暫く諸事情により不定期更新です。
理由はちゃんとあって、幻想郷だからです。
え?サボるな?
…疲れてるので…遊びに…働きたくない…
それと、質問を頂きました神生と言うものについての説明ですが、
神生とは、人生の神様版です。
ただ、少し人生と異なる点がありますが、
まあそれはお楽しみに(^。^;;
初の魔物の討伐を終えた俺は、上機嫌で家に帰った。
そこには、久しぶりに見る両親の姿があった。
「久しぶりだな、ルーク」
俺の親父であるケイオス・クローディアが話しかけてくる。
俺はあまり話さない上に偉そうだからこの堅物親父が大っ嫌いだ。
その上話すのは神の素晴らしさとか魔神の恐ろしさとかぐらいなのだ。
もう少し別の方向に知恵を使え、と思ってしまう俺が可笑しいのかもな。
「おい、返事をしろ!」
ここで返さないと後が面倒くさいので一応返しておく。
「はいはい、それで素晴らしいお父様がこんな家出小僧なんかに何の用ですか?」
面倒くさい親父の話は一回もいらない。
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「冒険に出るなだぁ?」
この前クラウディアさんが言ってたのを無視しろと?
そう口走りかけたのを必死に抑える。
こんなの言ったってこの堅物に理解できるはずがない。せいぜい神主にされるのが精一杯だ。
「こりゃまたなんでそんなに突然?今までは自由にやらせてたじゃないか」
もしかしてと感づいてはいるが…できれば嘘であってほしい!
「ふむ…理由を教えてやろう。お前の結婚相手が決まった。だからその前に死んでもらうわけにはいかない。せめて跡継ぎが必要だからな」
成る程。封建制度の弊害か。面倒くせえ。
「俺は前にも言った。そういった面倒ごとに俺を巻き込むなって」
貴族ってのは平民より面倒なんだよな。話は聞かない。金にものを言わせて好き勝手する。権力を隠れ蓑に圧政をふるう。基本的にろくな奴がいない。
日本には金のやつしかいないから楽で良かった。
ん?俺の月収?0が7個に数字が二つぐらいかな?
それでも(ダメ)親父は続ける。
「お前は親孝行などしようと思わんのか!ここまで立派に育ったのは親のおかげなのだぞ!」
「またそれかよ…はいはい、8歳まで育ててくれてありがとう。ところでお父様、今私が幾つかご存知ですか?」
ダメ親父が苦い顔をする。
そりゃそうだ。俺を見限ったクソ親父どもを放って出て行こうとした俺を護衛の奴らまで使って捕らえようと躍起になったアホ達を宥め透かして小突き回して半絶縁状態まで頑張って持ってったのにそれを今更連れ戻そうなんて虫が良すぎるんじゃない?
そ・れ・に!
俺には可愛い幼馴染がいるの!一生独身でも女友達が何人かいたらそれでいいの!
俺は多くは求めない。ハーレムだって男の浪漫!
だがしかし、俺の嫁に醜女がいるのは許さん!
他にも言いたいことはあったが、これで我慢してあげた。俺はできる男だから気を使えるのさ!
「此方が下手に出ればよくもまあいけしゃあしゃあと…!」
まだ食い下がる親父。もうジジイでいいや。
あまりにもしつこいので、決定的な決別の言葉を口にする。
「あっそ。御言葉ですが、私はお父様とお母様がなんと仰ろうと、やりたい様にやらせて頂きますよそれとも、魔神と発覚した私の神生を力尽くでお止めになりますか?」
これには、ジジイも言葉をなくした様だ。ざまあ!
「お、お前、冗談で言って良いことと悪いことがあるのがわからんのか?いくらお前でも、そんなことがあるはずが…」
いっその事ステータスでも見せてやろうかと思ったが、それを止めて話を続けたのはお袋だった。
「それは本当なの?この前クラウディア様から万神殿の巫女が友好的な魔神が顕れると言っていました。それはたぶんあなたのことでしょう」
うちのお袋–––マリー・クローディア–––がこっちの発言を擁立してくれた。
お袋はかなり俺に甘く、その上、クラウディアさんの巫女の家系の本家の血筋だから、こういった情報もくれる。…もっとも、少しばかり抜けているが。
しかし案の定、クソ親父は俺が魔神であるはずがないとほざき始めた。現実を受け止めろってんだ。
「う、うちの息子が魔神の筈がない!ならこの呪文を相殺できるはずだ!」
そう言って、お袋が今まで頑張って止めていたのを振り切って俺に向かって怒鳴った。
「おいルーク!表に出ろ!」
仕方がない。片をつけてあげるとしましょう。
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「決闘のやり方は知っているな⁉︎相手にお辞儀をしてから三歩同時に歩いていき、そこで打ち合いが始まる!それじゃ行くぞ!礼をしろ!」
いつ決闘に変わったんだよ?
面倒くさいので放置してみよう。
「ええい、頭をさげるのだ!」
どこの蛇面モート卿だよ。
とりあえず決まりに則って進める。
「「1……2……3‼︎」」
「行くぞ!『火属『禁忌焉剣』梯《スモ…え?」
なんということでしょう!息子に喧嘩を売ったお父様は太陽を超えた熱量を持つ虹色の焔に焼かれながら吹っ飛んでいます!
…とまあこれ以上やると死ぬのでそろそろ助けるか。
まあもし冗談だったら《スモーキー》でも人は死ぬのでおあいこってことで!
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目を覚ました御父様にお願いをして、結婚を取り下げてもらった。
それで、意気揚々と迷都に向かおうとしたその時に
「ちょっとアンタ!もし出かけるなら私も連れて行きなさいよー!」
哀れな俺は、幼馴染が来たとため息まじりに応対を迫られるのであった