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歴史還元の亡国騎士  作者: mask
白の伝説
63/68

開戦

 レティシアたちが帰還する。

 キンカンの港の奪還に成功。多くの赤髪の一族を捕虜とすることに成功し、船を三隻奪還ーー一隻は航行不能状態だが勝利を納めた。

 そしてーー


 赤髪の一族の第二皇子軍十五万がミリタ大平原を横断してきた。

 対して白髪の一族の戦力は千五百。

 戦力差は百倍。

 本来なら複雑な地形や拠点に籠って応戦するものだが、白髪の一族は野戦を選んだ。

 勝つことは不可能。簡単に蹴散らされるだろう。

 だが、彼女たちの目的は民を国外へ逃がすこと。

 不利であっても戦うしかなかった。

 全身を強固な純白の鎧で固めてレティシアは馬に乗る。相変わらずに冑は被らない。

 隣で轡を並べたのは共に戦ってきたダモンと父のガルシア。二人とも完璧に武装を整えている。

 後ろに付き従うのは騎兵と荷馬車部隊。

「準備は出来たぞ」

 面頬を上げたガルシアがレティシアに報告する。

「分かったわ。行くわよ皆」

 レティシアが片手剣を掲げると街の門が開かれる。

「無事に帰ってきてくださいね」

 末の妹であるアイシアが馬上のダモンと手を握る。

「ああ、俺も皆も後から行く。だから先に行って待っててくれ。帰ったら二人の式を挙げよう」

「はい……!」

 涙を拭うアイシアは笑ってダモンを送り出す。

 その光景を見てレティシアも幸せそうに微笑んだ。

 その顔を正面に向けると引き締める。

「突撃いいいいいいぃぃぃ!」

 振り下ろされた片手剣を合図に白髪の一族は敵陣へと突撃した。

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