表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
歴史還元の亡国騎士  作者: mask
白の伝説
38/68

〈白の長女②〉

「レティシアがそんなこと言っていたのか?」

 夕食を終えたダモンは恒例となったガルシアとの世間話を始める。そして話題がレティシアになったときだった。

「はい。盗賊を倒しに行こうと」

「う~ん。レティシアらしいな」

 ガルシアは苦笑する。

「あの子は怖いもの知らずだからな。この前なんて群れからはぐれた狼を手懐けてペットにしたいって連れてきたぐらいだし」

「狼を飼っているのですか!?」

「ああ。さすがに街に入れるわけにはいかないから近くの林に野放しで飼っている。たまにレティシアは遊びにいってるぞ」

「凄いですね。正直驚きました」

「それが、あの子の『天性の才』だからかもしれないな」

「『天性の才』? 何ですかそれは?」

 聞き覚えのない言葉にダモンは首を傾げる。

「俺たち白髪の一族の一部の者に現れる特別な力だ。それを『天性の才』と呼んでいる」

「レティシアも『天性の才』だと?」

「ああ。あの子は挑み続け、退かない子だ。『天性の勇』とでも呼ぶのかもしれない。勇気溢れる娘だ」

「ダモン様は、どんな『天性の才』をお持ちなのですか?」

「俺はただの男だ。『天性の才』はない。つまり俺がここまで成り上がったのは俺が努力家で優秀だったというわけだ!」

 ダモンはどや顔で笑った。


 翌日の朝、レティシアが街に居ないことに気付くのは少し時間が経ってからだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ