表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
歴史還元の亡国騎士  作者: mask
白の伝説
37/68

〈白の長女①〉

「ねえねえ、ダモンは強いの?」

 独り身のダモンはガルシアの家に泊まっていた。

 戦場から遠く離れて、ゆったりとした時間を過ごしている昼過ぎの頃、レティシアが訊いてきた。

「急だな。まあ君よりは強いだろう」

「え~本当? お父さんよりは~?」

「ガルシア様には勝てないよ」

 ダモンは苦笑する。

「そんなの当たり前だよ!」

 レティシアは微笑む。

「じゃあさじゃあさ、北の廃砦の悪い奴らを捕まえに行こうよ!」

「何だ? お化けでも出るのか?」

「それは知らないよ。でも周りの村から食べ物とか、お金を盗む悪い人たちが住んでるんだって!」

「盗賊か。確かにそれは対処しないとな」

「ダモンもそう思うよね!」

 我が意得たり、とレティシアは頷く。

「だから行こうよ。悪者退治!」

 レティシアは赤い瞳を輝かせる。

「何を言っているんだ。君はまだ子供だろ? 危ないことはするべきじゃない」

「どうして?」

「もし君が怪我をしたら家族や友達が悲しむだろ?」

「でも村の人たちはもっと悲しいよ?」

 ダモンはレティシアの子供らしい純粋さに言葉を詰まらせる。

「危ないことは大人たちに任せろということだ」

「私はダメなの?」

「ダーメ」

「つまんないよ~」

 溜め息吐くレティシアにダモンは苦笑するしかなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ