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崩壊した世界で自分を探して  作者: スズミヤ
第一章

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1/7

世界の終わりの始まり

この章では、主人公が見た悪夢について描かれている

「——さん」

息も絶え絶えに、俺は彼女の名前を呼んだ。

「——さん、頼む、やめてくれ!」

どれだけ叫んでも、彼女は振り向かない。

彼女はこちらを向き、微笑んだ。

「ごめんね、ミカ。でも、これが一番いい方法なんだ。」

その笑顔が——逆に俺を怒らせた。

「この野郎、全員ぶっ殺してやる!絶対に忘れないからな。彼女を離せ——さもなければ、お前たち全員を殺す!」

俺は抵抗した。俺を押さえつける奴らに。もう死にかけのこの体に。でも……何も変わらなかった。

すると、奴らの一人が笑った。

「この虫けらが。好き放題できると思っているのか、あ?」

剣が俺の心臓を貫いた。

冷たい。すごく冷たい。

でも、その痛みなんて、彼女が去っていくことに比べたら何でもなかった。

俺はまだ手を伸ばそうとした。持てる力のすべてを、可能性のすべてを振り絞って。彼女まであと数歩。

でも、その数歩が——あまりにも遠かった。

最期の瞬間、彼女がささやいた。

「ごめんね、ミカ。さようなら」

「——さん、頼む、行くな……!」

そして、あの出来事全部が——本当にあったことなのか、俺にはわからない。ハッキリと思い出せない。

でも、確信している。

これはきっと——ただの悪夢だ。

目が覚めた。

窓の外では、星昇ったばかりだった。村は静かだ。

ただの夢。

でも……

なのに、どうしてまだ胸が痛むんだ?


最後まで読んでくれてありがとう。これからも頑張ります。

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