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死亡フラグが立ってしまったから是が非でもへし折ってやる!

この洞窟に入った時に少しだけ違和感を感じていた

何故かここに来た事があるような感じがあった


ただ、この森を訪れた事も、

この洞窟に入る事も、

俺達にとっては初めてだったから、気のせいだとばかり思っていた


が、奥に入って行ったところ、違和感の正体がわかった!

ここ…行こうとしていたダンジョンだ!

何故だ!?ここから行こうとしていたダンジョンは、馬車でも1日かかるほど遠くにある

なのに、何故ここにある!?


このダンジョンでは、イライザが悲惨な死を迎える

それを避ける為に、アレコレと悩み、まずはカイトの村の救出に来たというのに、どういう事なんだ!?


「キース!危ない!!」

イライザの声でハッとした

「何をぼーっとしてるのよ!今戦闘中でしょ!しっかりしてよ!!」

「す…すまない!」

「なあ、イライザ」

「何よ!!」

「一度引き返さないか?」

「はあ?何言い出してるのよ!こちらは今有利な状態なのよ!

このまま攻め込まないで!どう!するのよ!!」

イライザの言う通りだ

今はこちらが圧倒的に有利な状況だ

だがしかし、このまま闘い続けても、この後にもまだまだ続く魔物たちからの攻撃で、体力も気力も尽きてしまう


このままでは、物語通りの展開に進んでしまう…

どうする?どうすれば良い?


焦りながら周りを見渡す

今の状態からどうすればイライザは生き残れるんだ…


そうこう悩んでいるうちに、イライザや他のメンバー達の顔にも疲労が見え始めてきた

カイトが今回メンバーに加わっている事で物語よりは有利には進んでいるが、このままでは危険だ


「あっ!!」

そんな中、イライザが足を滑らせ体制が崩れる!

マズい!このままでは、イライザが攻め込まれる!!

「ウォーーー!!!」

イライザを左腕に抱え、周りの敵を切りつけた

「キース!あ…ありがとう」

「気にするな!とりあえず体制を元に!」

「わかった!」


突破口は…突破口はどこに…


ふと目をやると、この場所へ向こうから辿り着く道は1箇所のみだ!

あそこに何か仕掛けられれば…

「シンシア!!」

「はい!!」

「頼む!あの入口に魔弾を打ち込んでくれ!!今!すぐ!!」

「了解しました!!」

シンシアが杖を振り、魔弾を打ち込む


崩れた!

が、まだ隙間がある

あれでは、これからまだまだ魔物たちが攻め込んでくる

「シンシア!あともう1回!!」

と振り返ったところ、シンシアが疲労で跪いている

駄目だ…このままでは、シンシアまで倒れてしまう…

アンダーソンは、周りの魔物を倒すのに手いっぱいでそれどころではないし、

カイトも他メンバーのフォローで、いっぱいいっぱいだ


なんとか!俺が辿り着ければ…

いや、ここを今離れたら、それこそイライザが危ない!

駄目なのか…

やはり物語の流れからは逃れられないのか…

かと言って、撤収するにも…イライザが捕まって、死を迎える結末しか見えない


このまま物語の筋書き通りになってしまうのか?


そんな絶望的な気持ちで闘っていたところ、

「!?な!なんだ!!」

「うわっ!眩しい!!!」

急な黄色の眩しい光の後に、ドン!と大きな音が聞こえてきた


あと一歩で塞がらなかった通路が崩れ落ち、塞がった!


「ヨッシャー!!!あとはゴリ押しでいくぜ!!」

アンダーソンが大きな叫びと共に大剣を振り回した

他のメンバーも安堵の気持ちからか、回復し始めていた


…いや、安堵の気持ちだけにしては、回復力が強い気がする…

カイトのおかげか?

いや、カイトも疲労が溜まってきている

そこまでの回復魔法は出せないはず


あの黄色い光…

ハッとした!まさか、ルークが?


辺りを見回したが、ルークの姿は見当たらなかった

気のせいなのだろうか

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