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第1幕
第1幕【唸れ家紋の力カモンオーバードライブ‼︎】
「おーい、そろそろ休憩にしないかい?」
遠くから叔母の声がする。
思えばこの時は平和だった、何も考えず叔父に言われた通り家紋を刻印するだけで良かった。
毎日、毎日、何処かで戦争が起きて農民が駆り出され
生き残った奴らが持ち帰った刀や鎧に刻印をする。
そしてまたそいつらは出稼ぎに赴く
その歯車で良かった。
しかし、今は違う。
自分の意思で自分の思う家紋を刻印し、仲間を助ける。
絶対にこの武具を手に取ってくれた人を家に返したいという思いを打ち込む。
願わくば、その人達の死地が愛する人の腕の中である事を祈って。
唸れカモンオーバードライブ‼︎
この世界で私は1番の刻印師になってみせる‼︎
そしてまた1つ武具に煌めきが宿る。




