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オレをスキ過ぎる姉達がマジで怖いんですが!!?  作者: 低脳イルカ
緊急クエスト編
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四章 12 ハンターズギルドと緊急クエスト11

今日は短編

二日目。良く考えればまだ二日目だ。


取り敢えず、真南の方は終了したし他も順調だ。


この分で行けば、今日中には何とかなりそうな気配もする。


ハンターズギルド内の食堂で、珈琲の琥珀色に目を落としながら考えている。


不安がある。


昨日の、街周辺にモンスターの大群が押し寄せた件だ。


アレはどう考えたっておかしい。


どうやってモンスターの群れが押し寄せたのか?


そもそも魔穴はどうやって発生しているのか?


点はあるが線にはならず発展もしない。


こんなのは考えても無駄か。


他に点が現れるまで放置しよう。


珈琲をクイッと煽って、開いた視線の上にルイ達三人、ボルドーさんとゴドフリーさん、そしてのパーティーが入ってきた。


「どうでした?」


ルイ達は後でも聞けるので、ボルドーさんとゴドフリーさんに話を振った。


ボルドーさんとゴドフリーさんはパーティーメンバーに何か指示を出した後、私が座っている丸い中くらいのテーブルの斜め向かいの席にそれぞれ座った。


「あぁ、最初は圧倒されたが、あんなに真摯に武器や防具に向き合っている人は初めてだ」


「俺も同じ印象を受けた」


「然も、細かく要望を聞かれ全員の身長から体重、肩幅、クセ迄聞かれたよ」


「女達が嫌そうな顔していたら、若めの兄ちゃんと小さな女の子が割って入って、パパッと採寸してたよ」


「それから最後にみんな、食堂でメシを食ってここに来た」


「レンはいつもああいう感じでここに来ているのか?」


「はい。彼処に下宿させてもらってますからね。


武具のメンテも、すぐにしてもらえますしはっきり言って楽です」


「「いいな…」」


「今度、下宿のアパートを広げる計画があるそうなんです。


裏手の空き地を買い取ってですね。


だから、武具を受け取る時にでもちょっと話をしてみては如何ですか?」


「そうか、いい事を聞いたぜ。


今からうちの奴らに話してみるぜ」


「あぁ俺もそうする」


そうか良かった。


まだそんなに付き合いは長くないけど、ゼノ派の人達より上手く付き合っていけそうだ。


「で、だ。」


「はい?」


二人共が身を乗り出し顔を近づけてくる。


「あのな、アレいいのか?殆ど俺たちの武具に回ったぞ?」


「もちろん、作成費用は払いませんよ?」


「いや!初回だし、材料あるからってめちゃくちゃ安かったぞ!!?」


「まー次からはキッチリお金取られると思うんで」


ボルドーさんが口を開けていると、漸くと言った感じでゴドフリーさんが話に入ってきた。


「レン。最後に親父さんから聞いたんだが、作られる武具は伝説レジェンド級になるだろうと聞いたぞ?」


「まぁブロサイクロプスが二等星セカンドクラスと聞いたのでその位でしょうね。


あと再生能力も高かったし、最初から武具の再生能力も付くと思いますよ?」


「あぁ、親父さんもそう言っていた。」


「あと武具自体の許容量キャパシティー

仕上がった後じゃないとわからないので、他に何か調整することがあれば、その時聞いてください」


「ハハハッ。今迄の狩人ハンター生活の中で、こんなに武具に入れ込みたくなったのは初めてだ」


二人共すごく嬉しそうだ。


「親父さんのことなので、恐らく突貫で上物を仕上げて来ると思います。


そこでお願いです」


「うん?」


「なんだ?」


俺はトーンを落として密やかに告げた。


「絶対に死なないで下さい。


どうもきな臭い感じがします。


何かあったら直ぐに読んでください」


急に俺が張り詰めた感じを発したのを察知したのか、二人共顔付きが真面目になる。


「「わかった」」


そう言ってボルドーさんとゴドフリーさんは席を立ち、各々のメンバーの所へ歩いていった。


変わるように弟子三人が椅子に腰掛け、残った雰囲気に合わせてきた。


「師匠…何か…あるんですね?」


「直感だけど…」


「何かあったら俺が切り刻んでやります!」


「私も、私の精霊達も頑張ります!」


声を落として尚わかる決意の表れ…。


死地に…


連れて行ってしまうかもしれない。


出来れば、やりたくない。


状況次第だろうが…。


考えれば考えるほど闇で覆われて来る。


点が線に化けそうだったのも霧で覆われる。


どうしたらいいのか?


三等星サード代行が重くのし掛かる。


「…匠、師匠!」


「あぁ、ごめんルイ」


呼ばれていたのか…


「珈琲のお代わりです」


「有難う」


「師匠らしくないですよ?」


「そうだぜ師匠。そう気にすんなって」


「大丈夫です。私と精霊ちゃん達で護ります!」


何だよ…一つしか変わらないのに…


こいつらケモ耳付いた天使か?


ちくしょー。


弟子に心配されるようじゃ師匠失格だな。


「あぁ、もう大丈夫だ。


で、今日の動きだが…


〜・〜・〜・〜


俺は今日が山場だと睨んだ。


別にハズレてもいい。


早めに終わらすだけだから。


それに、何となく黒幕の目星が付いた。


そのための仕込みは今半分だ。


攻めて来る《・・・・・》としたら恐らくあそこだろう。


それまでに、一刻も早く終わらさなくてはならない。


全力でいかせてもらう。


街門を抜け、少し歩いた先の背の高い叢に囲まれたファストトラベルの陣に立ち、魔獣達に声を掛ける。


「ブラド、マハ」


元のサイズに戻ってもらう。


『ルー。スー。』


『な…に?』

『ほーい』


ルーはブラドに、スーはマハに精霊憑依エレメンタルエンチャントしてくれ。


ブラドもマハも、ルーとスーに慣れている。


よほど性質が合うのだろう。


あっさり精霊憑依エレメンタルエンチャントしてくれた。


「ルーとブラドは、一緒に魔穴を塞いで回る。


スーとマハは光の精霊術を使って姿を消して、街門から出て来るハンター達の上にコレを落としてくれ。


目標は正午だ。いい?」


『『う…ん』『はーい』『ウォン』『ピィー』』


よし行こうか!

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