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  文化しゃい(2と見せかけて二日目)


 とうとう明日だぁ。色々とあったなぁ。

 僕は、カズネです。分りますって?まぁ良いですけど。

 今日は、前夜祭です。準備も一通り終わり、盛り上がってます。

 あ、那瀬がいた。



「那瀬!!」


「花火が上がるね」



 那瀬の見ている方向を見ると、闇に浮かぶ大輪の花。何度も打ち上がる。ドスンドスンと身体に響き渡る。

 那瀬の横顔が、綺麗に色付いていて、いつもより美しい。

 そして、魔法のような時間は終わった。



「なんか寂しいよね?花火の後って」


「心臓がギュッと握り締められる感じ・・・」


「このままで・・・って思っても時間は待ってくれない」



 僕は、那瀬とこのままいたいって思うよ。例え叶わない願いでも・・・。



「今度さ・・・花火見に行かない?」


「カナと一緒に冬の花火をしましょう」



 那瀬の言葉が嬉しかった。真冬の花火って感動的だ。

 銀世界の中で、色とりどりの花火なんて夢みたい。



「夢心地で夢から覚めたんだね」



 これぞ夢花火って事なんだね。



「那瀬〜!!」


「ナッチャン!!」



 背後から、女の子と男の子の声がした。



「十代に三月・・・」



 どうやら那瀬の友人らしい。女の子が三月。男の子が十代って名前みたいだ。



「ダレ〜?」


「あ、僕は壬生 和音です。呼び捨てで」


「あぁ・・・俺は十代だって分ってんな」



 那瀬が言ってたから分かる。



「早くナッチャンのメイド服見たいなぁ!!」


「三月だって着るでしょ?」


「コイツのは似合わねーよ」



 幼馴染みなのかな?喧嘩するほど仲が良いって感じだし。



「あれからどうだ?」



 何のことだろう?那瀬が暗い表情をした。



「ん。あったよ・・・。よく分らなかった」



 僕の方が分らないよ。だって、何の話をしてんだろう?



「怪我は?」


「守ってくれた人がいたから」



 十代の言葉に、きちんと答える那瀬。三月は、ボーッとしてる。



「はぁ・・・何かあったら言えよ?」



 那瀬の頭を撫でる十代。胸の奥がズキッと痛くなった。



「うん。ありがとう」



 大丈夫だよ、という風に十代を見つめる那瀬。 それに・・・と、言葉を繋げた。



「当分は無いから」



 わけが分らないが、十代は知ってるようだった。でも、那瀬のことだから言わないだろうな。

 その那瀬を見て、言うのを止めた十代。



「もう終わりだから帰る支度しないとウザい文句言われて恐怖の学校に閉じ込められるよ?」



 僕の言葉に、ストップしたみんな。なんでだろう?



「カズネって見た目と違って毒舌だねぇ」


「あぁ・・・ブリザードが来たぜ」



 ん?なんのことだろう?




 僕って、そんなに冷たいかな?分らないけど・・・。

 でも、明日は楽しみだな。あ、でも・・・セリフ覚えて無い。


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