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  別れと出会い(2)

これに、出てくる新キャラは、いずれオリジナルの小説を作るつもりです


 初めまして、ボクは乃天(のあ)って言います。

 趣味は戦闘・・・戦う事が生き甲斐です。

 今日、ボクにとって人生を変える出会いがあった。

 彼女のためなら、命を懸けて守ってみせる。


「降ろして琉川・・・」


 琉川と呼ばれた男は、リムジンの扉を開けてあげた。

 リムジンから降りたのは、絶世の美女だった。

 同性なのに、ドキドキしてる。


「ちょっと散歩したいわ」

「お一人で大丈夫ですか?」

「えぇ・・・」


 どうやら、お嬢様のようだ。リムジンは、走り去った。彼女は一人リムジンの後を目で追った。


「どちら?」

「ボクは、乃天」

「ノアね・・・」


 ボクの名前を呼んだ。心臓がドキドキした。


「私は那瀬優妃よ」


 なるほど、那瀬財閥の御令嬢だったんだね。


「ねぇ、キミは強い?」

「いえ・・・残念ながら戦えないわ」


 残念だね。戦えたら、ボクの血が騒ぐのに。

 でも、お姫様はボクが守るよ。


「っ・・・」

「那瀬!!」


 フラッと倒れた那瀬を支えたボク。

 ボクよりも小さいんだな。小柄だし・・・。強く握ったら壊れそう。

 貧血かな?


「あれ・・・・目の前・・・・が・・・」


 暗くなった。

 ボクは貧血なんて、今まで無かったのに・・・

 倒れたはずなのに、地面に触れた感触は無かった。






「ノア・・・!!」

「んっ・・・」


 目を覚ますと那瀬の顔アップ。これほどの幸せは無いだろうね。


「ここは?」

「分らないわ」


 どういう事だろう?那瀬がボクを運んだってわけでもないだろうしね。


「ノア?」

「宿みたいだね」


 那瀬はボクを心配してたけど、ボクは周りを見た。

 那瀬を守れるのはボクだけ。だから、ボクが守るよ。


「木の造りだから、近場には無いわ」


 そう。倒れた近場にはホテルなんて無かったし、宿屋も木製のところなんて無かった。

 だから、知らない場所なんだと思い警戒する。


「まさか・・・またかしら?」


 ボクが「また?」と、聞くと答えてくれた。


「今日・・・か、どうか分らないけどね異世界に行っちゃったの」


 信じられないけど、那瀬が嘘を吐くような子じゃないし、こんな嘘を吐いても得はしない。





 わけが分らないよ。どうすれば良いかも分らない。

 でも、これだけは言える。那瀬に手を出す奴はボクが、ブっ飛ばす。


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