表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/30

1話 消えた学校(1) プロローグ

あまり会話はありません。


 いつものように、お嬢は目を覚ます。メイドに着替えを手伝わせ、白のワンピースに着替える。

 日焼けやシミが無い白い肌、更に眩しい。

 シルクのように柔らかい漆黒の髪。枝毛や癖毛が無い腰まで伸びた髪。

 天使の輪が本物の天使に思わせる。

 利き手で髪を掻き分ける。サラサラと流れ定位置に戻る。


「いつものように、お美しいです。お嬢」

「・・・ありがとう琉川」


 お嬢の声は、高過ぎず低過ぎず透き通った美声。

 身体は豊満で、誰も文句の付けようが無いナイススタイル。

 香水など付けて無いのに甘くて優しい香り。


「・・・」


 唯一、性格はクールで喜怒哀楽が無く、他人(よそ)から見たら、何を考えてるか分からない。

 でも、優しい人。困ってるメイドをいつも助け、財閥のお嬢様なのに我が儘など言わないし、無理も言わない。


「・・・っワ・・・っカワ・・・琉川!!」

「っ!!・・・はい。何ですか?」


 ボーッとしていて、お嬢が話し掛けてきたのに気付かなかった。


「・・・こっちが何?」

「はい?」


 どういう意味だろう?私は何かしてしまったのだろうか。


「急に黙るから・・・」


 哀しげに目を伏せるお嬢。そんな姿も愛くるしく美しく綺麗だ。


「すみません。車の準備が出来ましたので・・・」

「ありがとう」


 微笑むような優しい目。でも、お嬢は笑っているわけでは無い。


「では、行きましょう」


 いつものように・・・

 いつものように・・・




  お姫様をお守り致しましょう


視点の彼は、執事の琉川です。名前は決まってません。みんなは、彼女にべた惚れです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ