ガムシャラテープ
開けっ放しの
電子レンジの扉が
くだらない毎日を物語って
アルミ缶の沼地と
薄っぺらい
インスタントラーメン
気高いコンビニ弁当
薄ら笑いに花
チラつく出来事を
今 やらなければならない事で
蓋をして
ガムシャラテープ
心を塞いで
命を塞いだら
立派なアンドロイド
その目の前を
空気の先頭に立って
走り出す 君の雰囲気
自分の身体の鳥肌が
塞いだ蓋を弾け飛ばす
遠慮無い影響力
取り出した箱の中身は
今はもう 過去の話
ガムシャラテープ
新しい使い方を思い付く
電波が飛び交う
僕は眠る
汚ない電波の先を
僕は考えたくは無い
汚ない電波が飛び交う
誰かが泣くだろう
誰かが投げるだろう
誰かが
撃ち落としてくれないか
落とし込んだ
人間関係に
蓋をして
ガムシャラテープ
独り言で笑ったら
色々末期
色々メッキ
安い命の更にセール品
その目の前を
空間の先頭に立って
走り出す 君の塊
自分の身体の奥底が
塞いだ蓋を弾け飛ばす
遠慮無い影響力
取り出した箱の中身は
今はもう 過去の話
ガムシャラテープ
新しい使い方を思い付く
君の様になって
君の様にやろう
なんて思わないけれど
君の横に並んで
君と一緒にやろう
なんて考え始めてる
引き伸ばした
ガムシャラテープ
全身に巻き付けて走り出す
心臓も身体も命も
グルグル巻きな
ガムシャラテープ
蓋を塞ぐだけに
使ってたガムシャラテープ
僕の思い付いた
ガムシャラテープの使い方
取り敢えず 良いだろう