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村人に憧れて
俺はただ花屋の女の子に惚れて、会いに行っただけなのに・・・「きゃーっ、魔王の子供よー」、「ウチの娘に何のようだ、あっちへ行け」や「イヤー助けてユリウス(後の勇者)」とか言われボッコボコにされる人生
本当に嫌で仕方なかった・・・
しかもその初恋の相手は勇者ハーレムの1人になって俺を殺しに来るし・・・。
俺は、ただ父の跡を継いで魔王の椅子に座って1日ボーッとしてるか幹部と魔術と剣術、体術の訓練か趣味の発明をしてただけなのに・・・魔王ってだけで人から妬まれ、恨まれ、恐れられ。俺はこんな人生が嫌で嫌で仕方なかった。
最初の頃は何度か自殺もしようとしてみた、だけどすぐにそれが無意味だって事も理解した、すぐに傷は消えてもとに戻るのだから・・・父さんに聞いたら魔王を殺せるのは寿命か勇者の剣のみだって言っていたから勇者が来たときはやっと死ねるって思って喜んだよ。
「・・・だけど何で俺はこんな所にいるんですか創造神?」
目の前には白い長髪の女神がいる。