主人公前書き
思い付きなので、推敲とかした文章ではなく箇条書きのプロットのような内容でかくのかなぁと思います
深く考えずに読みやすい文章を心がけたいですが言い回しがくどい傾向にあるのでその辺をなんとか読みやすくしたいと思います
個人的には謎解きみたいな要素を持った作品をいつか作りたいです
頭よくなりたい
私は自分のことをこの世界の主人公だと思っていた。
私の周りに同格の人間はおらず、序列は一の数字以外を許さず二本線とは確たる線引きがなされる程の圧倒的な唯一の存在。
苦手なことは協調。何故なら私は絶対者だから。
私とその他とでは海と陸程に生活水準の差があったのだ。
これは自負であり、認めざるを得ない事実だった。だからこそ、我々人類の希望は潰えた。
私は敗れた。逃げた。
言葉が通じるのなら、祈りが届くのならなんでもしただろう。
ただただ助かりたかった。そう思うことができただけましだった。
私と共に来た仲間たちは選択肢がなかった。
私にだけは死ぬか逃げるかの選択肢が許されたのだ。
諦観し、死を甘受することだけを許された存在達を生け贄に、私は逃走することが、敗走することができたのだ。
逃げることができた私に対する国民の非難は、産まれたばかりの赤子の泣き声にしか思えなかった。
ただ泣くことしかできず、与えられることを待つだけの無知で無力な存在。
私なら皆殺しにできる。そんな私が戦うという選択肢すら作れない敵に、彼らは何をすることができるのだろう。
この物語は、私がこの世界を救いだす主人公を作って語る英雄譚にしたいと切に願っている。