1章 -A Mystery Club-
あれは去年、季節は秋。
そう・・・放課後の部活が外部の日で連日の練習為に部長が休み宣言をした日。
「最近疲れ溜まってたしいい休養日だな。」
と僕が言うと周平も
「そうだな!ああ、今日お前鍵当番だよな?さっさと職員室に返して帰ろうぜ。」
僕たちは片付けをして帰る準備をする。
僕たちは部室の1年で当番制になっている部室の鍵を職員室に返してから帰ることにする。
帰る準備は着替えてなかったため少なく、すぐに職員室へ向かう。
職員室は教室棟と別の2階にあり、部室から職員室に行くには2通りの道があるにはある。
①一旦下駄箱まで戻って普通の生徒通りのルートで行く。
②下駄箱まで行かず、外靴のまま職員室のある棟まで行く。
靴下が汚れるけど靴を履きかえるのは面倒なので僕たちはたいてい後者の道で行く。
(家に帰って何しようか・・・)
などと考えながら職員室に向かう途中に、ふといい匂いがしてくる。
(こ・・・これはいい匂いだ・・・お腹減ったなぁ・・・)
時間は午後4時を少し回ったくらいで昼から何も食べていない僕たちには誘惑以外の何者でもなかった。
すると周平は言う。
「いい匂いがするなぁ・・・・これは料理部かな。 知ってるか?料理部見に行くと何か作ってたら食べさせてもらえるぞ!俺も1回食べさせてもらったよ、チーズケーキ。」
「マジかよ!俺1回料理部行ったこと無いからな・・・」
「なら行ってみるか!部活もないしこれ逃すともう行けないかもよ?」
「そうだね・・・少しだけ。」
僕は少しの興味と少しの期待でその匂いの元を辿ってみる。
「生活部」
匂いの元の部屋示すプレートにはそう書いてあった。
二人は言った。
「せ・・・生活部・・・?」
周平は少し興奮気味に言う。
「せっかくここまで来たんだし入ってくか!」
「料理部じゃないのに食べさせてもらえるのかな・・・」
まずは最初の僕の選択をしよう。
①謎の部活に行かずそのまま職員室へ行く
②調理部に入ってみる
あとで修正はいるかも・・・