多すぎる
多すぎる
赤ん坊の死亡事故いや事件が多すぎる
生まれた我が子を見たとたん床に投げつけた母親、踏み潰す父親、窓から投げ落す祖父母など身内が起こしたものと
若夫婦が抱いている赤子を通りすがりの者が「抱かせて欲しい」と頼みこみ、抱いた途端地面に叩きつける。水に沈めようとする事件が多数起きた。
後は赤子を見た途端に叫び出し刺し殺そうとするものや、石やゴミを投げつけるものまで
古い伝統の我が国では女子より男児の方が喜ばれるが、男女関係無く、被害に遭っている。
処置が早くて助かったものも居るが、それにしても多すぎて多すぎて恐ろしくなって来た。
何かの前兆だろうか?
顔を見た途端殴りつけたり、蹴り飛ばして踏み潰そうとしたりなど、恨みでも有るのかと思うほど
本来子供の誕生は喜ばれるべきものだ。それがなぜ?
この事件を受けて我が国は施設を作り、保護した子供達を貴賤を問わずに引き取った。
約、我が国の半数の子供(そのうち3分の1は負わされた怪我で死亡した)を保護し成人年齢の15歳まで育てることにした。
数年後驚くべきことが起きた。
引き取って育てた子供達の中に天才的な才能の持ち主達が現れて来たのだ。
あるものは本の内容をすっかり覚えて質問責めにし、あるものは大人顔負けの身体能力で駆け回り、またあるものは我が国と他国の言語を操るようになったのだ。
まるで最初から知っているように
他にもありと素晴らしい才能に溢れた子供達が現れた
直ぐに子供たちには我が国最高の教師陣を送り込み子供達に最高の教育を施した。
容貌も素晴らしく、金髪碧眼、銀髪紫眼、黒髪赤眼と美しいとされる容姿の者ばかりで将来は美男美女になるであろうと。
この子供達は我が国最大の宝となる。
将来この美しい子供達が我が国を繁栄させるのだからあの子供達を害した大人達はなんて愚かなことをしたのだと。
しかし私は子供達を害したもの達の怯えたような表情が忘れられない、
「あの子の顔、私を前の私を苦しめて苦しめてたあの人と同じ・・・」
「俺を追放したあのクズ共と同じ顔して!」
「あいつあいつ、やっと離れる事ができたのに!」
「もう嫌!あいつに関わるのはいや!」
「あいつ!また俺を!苦しめようと!」
「あのこ、お姉ちゃんに似て居て・・・もういやいや!」
「ヤダヤダ・・・・・」
と恐怖に怯えたものばかりだった。
彼らがしきりに口にする前とは生まれる前の記憶前世の記憶だそうだ。
前世でこの子供達に酷い目に遭わされたそうだが・・・
しかし今回のそうなるとは限らないだろう。
狂人の戯言だ。
無垢な赤子の首を絞め、叩き潰そうとする虫にも劣る存在
天から与えられた美しく才能に溢れた存在を汚そうとするものは消えるが良い!
子供達の成長を見守るととする。
あの美しく優秀な子供達が国を動かしていくのが楽しみだ!!
「違う、違う、あの子達はあの子達は、忌まわしい・・・忌まわしい・・・あく・・・じゃ・・・」
転生者では無く別の存在の生まれ変わり?




