この日記について by 草別羽純
まず始めに、この日記について書き記しておこうと思う。
突然始まったこの日記は、ルームシェアをしている私たち6人の思い出を記録に残しておきたいという、恵の発言によるものだ。
遠い未来、私たちがそれぞれの道を歩き始め、思い出がおぼろげになったとしても、この日記が私たちの記憶を鮮明に呼び戻してくれる。そんな先のことを想像しながら、私たちはとりとめのない日常を書き記していくことに決めた。
ちなみに、記念すべき第1回目の記録を言い出しっぺの恵ではなく私が担当しているのは、単にじゃんけんで負けたからだ。6人もいて、私だけグーでまさかの一発負け。逆に運が良いと思う。そんな豪運の持ち主である私が栄えあるトップバッターというわけだ。
ここで、私たちについて名前と軽いプロフィールくらいは書いておこうと思う。はるか未来、もしも私たちが疎遠になってしまっても、これを読めば、こんな人たちと暮らしていたんだなぁとすぐに思い出せるように。
……決して、何を書けばいいのか分からないから少しでも文字数をかせごうとかコソクな考えはしていないからね。
手始めに私の自己紹介。名前は草別羽純。「やる時だけ最低限やる」のがモットーというくらいで、多分、私たちの中で一番特徴がないと思う。こんなこと、自分で書いていて悲しいけど、単に他のみんなのキャラデザがいいだけだ。
次に、この日記を書こうと言い出した張本人こと風岡恵。ポニーテールの似合う運動大好きな元気娘。明るく活発で嫌味な感じもないから友達も多い。強いて言うなら、この日記のことみたいに、突拍子のないことを言うのが玉にキズ。まぁ、恵といると毎日が楽しいし、感謝しているんだけどね。
それから、森戸絵莉叶。こいつは家では私よりだらしないくせに、頭が良くて外ヅラはいい。おまけに顔もいい。多分、コイツみたいなのを世渡り上手って言うんだろう。
葉山真波は、私たちのお母さん役(こんな書き方をすると怒られちゃうけど)。すごく世話焼きで、「仕方ないわねぇ」とか言いながらもなんだかんだ色々やってくれちゃう。ホームシックの時に真波と話していると寂しさが紛れることがあるから、きっと真波はいいお母さんになるよ。
そして、我らの良心こと雪ノ浦栞。誰にでも優しく丁寧で、物腰柔らかな話し方をしてくれるから話してて安心する。いつか敬語じゃなくてもっと砕けた話し方をしてくれたらいいのになぁって思っているのは私だけではないはず。けど、育ちが良すぎてタメ口使えなさそう。
最後に、花ヶ前唯愛。我らの小さなボス。この家のオーナーの娘で、唯愛のおかげでこのルームシェアが成り立っていると言っても過言じゃない。自分の部屋に引きこもりがちだけど、気づいたら近くにいたりもして、神出鬼没。
以上の6人で私たちはルームシェアをしている。
これは、そんな私たちの暮らしを順番に記録していく交換日記というわけだ。
さて、ざっとみんなのことを紹介したわけだし、初回はこれくらいで済ませておこうかな。次の書き手は言い出しっぺの恵。あとは任せた。おわり。




