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強き我が友へ、捧げよう・・・。  作者: 暇の伝道師
ごくごく普通の前座談 ~面白くはないけれど~
5/10

絶対的な力を持つ存在が全てを解決するという演出技法を、デウス・エクス・マキナという

素人丸出しで、拙いところもあります。どうか温かい目で読んで下さい。

一体何があった? 騎士と市民?が戦っている。街は戦火に包まれ、死体があちらこちらに転がっている。ひどい光景だ。

 殿下の安否が気がかりだ。知り合いを放ってはおけない。そこで、押し寄せる群衆をはじめが塔の外で足止めしている隙に、城にこっそり潜入することにした。






殿下の元へ辿り着くと、彼女はベランダで思いつめたように戦いを見ていた。


「殿下、何をなさっているのですか。さぁ、早くお逃げください。」


「駄目じゃ。」


「一体どうしてなのですか?」


「全ては民の言葉に耳を傾けず、勝手に振舞った余の失態じゃ。我がデウス家にも迷惑をかけた。余が責任を取らねばなるまい。」と一歩も動く気配を見せない。


説得するしかない。まずはこの事態を理解するべく事の経緯を聞き出すことにした。


「余は経済を立て直すため、また隣国への足掛かりとして新たな砦を築こうとしたのじゃ。だが満足な給料は与えられず、民は豊かにならなんだ。そもそも、根本的問題は作物が育たなんだことにある。隣国から作物を奪うことも視野に入れて砦を築いた訳じゃが、民には、餓死者を尻目に労働を強いたように見えたのじゃな。反旗を翻すのも当然じゃ。」





・・・私が原因じゃないか。はじめは確かに不作のことを言っていた。私が見落とした。あの会話がたった数日で、ここまでの事態を起こしたというのは引っかかるが、私のミスだ。どうしたらいい?どうしたら____。 

 その時、部屋の入り口で金属音がした。ここまで敵が押し寄せてきたのだ。はじめも防衛ラインを下げ、何とか部屋のドア付近で食い止めている。





「カーペットの下に隠し通路があるのじゃが、余の足ではすぐ追いつかれてしまう。そなた達だけでも逃げよ。余は、けじめを果たす...。」


 そう言うと彼女は、ベランダの柵に手をかけた。この高さから落ちると絶対助からない。止めたいのだが、体が動かない。声も出ない。


(国が良き方へ発展する様を見ていたかったのぉ・・・。)


「我が祖国に繁栄を!」


そう言い残し、身を投げた。私は、下を覗くことが出来なかった___。







「うまく事が運びましたな~」


「事後処理もつつがなく」


とある豪邸の一室で、貴族らしき男達が笑っていた。そこに、突然声が響き渡る。


「いけませんね~。全て終わったと思うのは。」


「何者だ! 無礼者が!」


「まぁまぁ、とりあえず僕の推理もどきを聞いてくださいよ。まず引っかかるのは、たった4~5日で反乱が起きたことです。それも、民衆にしては強い。半数以上はあなた方の私兵ではないでしょうか? そもそも、あの皇女の発言をそのまま即採用なんてなるはずが無いでしょ。皆グルなんですね~。仕事を押し付け、殿下の判断力を鈍らせたのも作戦ですか~?」


「衛兵、衛兵は何をしている!」


「彼女の権威を無くし、自分たちは甘い蜜を吸うために前々から準備はしていたようですが、彼女がぼろを出したので乗っかったってところですか? 夜空の介入がなければどうしていたのやら。」


   襲い掛かってくる


「大勢で一人を追い詰めるクズ共が! 拷問決定ですね。そうだ、一ついいことを教えてあげましょう! 豚は何でも食べる、いわゆる雑食なんですよ。それこそ人を食う程に。」


次の瞬間、そこにはもう誰もいなくなった。


暇なら続き書きます。

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