文化祭。
本日は文化祭です。
僕達のクラスは皆が大切にしている物(人)の絵の発表をした。皆。思い思いの絵を描いていて、面白い。
田中「真、どうだ俺の描いた田辺は?」
お世辞にも上手いとは言えないが気持ちが入った素敵な絵だ。
真「あ、ああ。とても良いと思うよ。」
田辺は田中を描いたんだろうな、、、田辺の絵は、、、あった。」
真「、、、ぶ、ぶた?」
そう、それは人にあらず容姿は豚だ。たちが悪く制服を着ている。
田中「た、た、たなべ!これは俺か俺なのか?」
田辺「え、これは豚だよ。」
田中「どこの世界に制服着た豚がいるんだよ!」
田辺「うっさい豚!」
田中「やっぱり俺の事だな!俺の事なんだな。田辺、、、俺が大切な人か、、、」
田辺は赤くなりプイッて他所を見る。
田中「俺は田辺が大切だ!田辺、俺と付きあってくれ!」
皆「、、え、ウオー!すげー田中が突然告ったぞ!」
「キャー大胆ね!」
田辺「、、、な、、何、こんな所で何言い出すのよ!クソ豚野郎!」
田辺は真っ赤な顔で出て行った。
村田「おい!田中追いかけろ!」
田中「え、だって俺、今ふられたんだよな?」
美紀「バカね!こんな所でいきなり告白されたら恥ずかしいに決まってるでしょ!」
村田「そう、そう、俺みたいにスマートにやらなきゃ」
村田と美紀は手を繋いでいた。
真「お前達いつの間に?」
美紀「内緒です!」
美紀「そういえば悠子は?もしかして今日も休み?」
真「あ、ああ。寝坊したらしい。」
美紀「え-?そんなライン入ってないよ。」
真「だ、大丈夫だよ。そのうち来るよ。」
実は今日、連絡がつかない。朝、おはよーって入ってから返信が無い。、、、どうしたんだろ。
皆「お、おおー!こ、これって、仲じゃん!」
それは綾坂が描いた絵だった。僕の笑ってる顔だ。ただ絵画にあるまじき文字が入っていた。
(だいすきなひと、なかしんいち)
ひらがなで書かれた文字に何故か愛情を感じる。
プルルル 突然電話が鳴る。
真「、、、誰だこの番号?、、、はい。」
綾坂母「しんちゃん!ゆ、悠子が、悠子が、、、」
真「?、ど、どうしたんですか!悠子がどうしたんですか!」
綾坂母「、、、事故に合ったの、、。重体って、、、どうしたらいいの?」
真「、、、え。」




