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作戦。

ラインです。


悠子) 起きてる? 日曜日のお時間のお知ら  せです。10時でいかがですか?


真) え、意外だね。また7時とか8時とか言うかと思ったよ。


悠子) そうなのよ。本当は6時にしようかと思ったんだけど前回の失敗を教訓にして10時にします!また日曜日の服装は制服にします!

実は去年卒業した友達から常盤女学院の制服貰ったのよ!だから日曜日はそれを着て待ってます!


真) え、常盤女学院って超お嬢様学校だよね。

凄い!

悠子) そうなの!めっちゃ可愛いよ!スカート短いよ!パンツ見えちゃう!何色が好き?


真) 何色って何の?。


悠子) 下着です!


真) ?なぜ?下着?


悠子) えー、だって、なにがあるかわからないじゃない?ひょっとしたらひょっとするよ!


真)、、、それよりお父さんはいる?話してくれた?


悠子) いるんじゃない、、、多分。


真) いやいやいや!お金返したいのがメインでしょ!


悠子) 何?悠子はサブ?下着はサブ?


真) 違う!スーパーサブだから大丈夫!ちなみに白がいいと思います。


悠子) 何か誤魔化してない?まぁいいや。下着は悠子の独断と偏見で決めます!明日楽しみ! おやすみ真一。


真) 早く寝なよ。おやすみ。






真「綾坂、ちゃんとお父さんに話してくれたかなぁ?話してないかな、、、いや、絶対話してないよ!」

困ったな、、、まぁ明日直接、言えば良いか。


僕は100万の入った茶色の袋と名刺を見つめて母親の事を考えた。確かに手術が成功すれば母さんはまた元気になる。でも、もし失敗したら、、、母親にこの事を伝えるべきか、、、来週話せるかな、、、


   日曜日

僕は10時前に綾坂の家に着いた。丁度すれ違いに綾坂父がカバンを持って出て来た。


綾坂父「やぁ、仲くん。おはよう。今日は悠子とお出かけかな?」


綾坂、言ってないなやっぱり。

真「あのお父さんお出かけですか?お帰りは何時頃ですか?」


綾坂父「ん、私に用事があったのかな?今日、明日は出張だよ。岐阜に新規業者の開拓へ行ってくるんだよ。、、、そういえば、友永が感謝していたよ。もし彼が報酬を返しに来ても受け取らないでくれと言われたよ。」


真「、、、なんかお見通しなんですね。」


綾坂父「まぁ気にするな。君の対価だ。受け取らなければ友永の顔に泥を塗る事になるぞ。」


真「は、はぁ。」

綾坂の父の話しはいつも感銘を受ける。さすが会社の社長だ。言う事が違う。


綾坂父「そういえば妻も朝から出てるな。遅くなると言ってたな。、、、アッすまないもう行かなくては、、、またゆっくり話そう。仲真一先生!」

綾坂父は僕の肩をポンと叩くとウインクをした。

、、、仕方無い事にだがこの様な仕草に昭和の匂いがする。


ゴゴゴゴゴ、、、綾坂家からとてつもない陰謀を感じる。(ジョジョみたいな感じ)


ガチャ。「おはよう!真一!待ってたよ!」


真「あやさかさん、言いたい事が色々あるんだけど、、、」


悠子「ねぇ!どう?可愛い?」

綾坂は常盤女学院の制服に身を包み一回転して見せた。

チェックのミニスカートに薄いピンクのブレザー

ピンクといっても決していやらしくなく、流石どこかのデザイナーが手掛けただけの事はある。


真「か、可愛いいよ!雑誌の表紙にでてもおかしくないよ!」

僕は本当に可愛いと思った。やはり美人は何着ても似合うなぁ〜。ましてや制服なんて鬼に金棒だ!

僕はさっきまでのモヤモヤは全て吹き飛んだ。

そして僕は綾坂の手を引っ張り外へ出た。


悠子「真一、どうしたの?」


真「綾坂!今日、出かけよう!今日の綾坂はめっちゃ可愛いから外にでて自慢したいんだ!皆に見せびらかしたいんだ!」


や、やる!真一上手いわ!私のお家で、まったりあわよくばこの前の続き作戦を覆すには十分な誘い文句よ。

悠子「で、でも私、クッキー焼いたから食べて欲しいし。」


真「じゃあ、持って行こう!公園で食べようよ!」


いい。公園デートいいわ!特に今日は晴天、最高のデート日和。どうする。あれだけシュミレーションしたお家で誘惑作戦が無駄になる?

悠子「、、、ふ-。わかったわ。出かけよう!クッキー包んでくるから待ってて!」


考えてみたら綾坂とゆっくり出かけるのは実家へ帰った時以来だなぁ。














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