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体験。

衝動的、、、目的を意識せずただ何らかの行動をしょうとする心の働き。


僕は綾坂を見つめる。

綾坂は自分の言った言葉の意味に赤くなる。

瞳は潤んで僕と目が合わせれない。

真「いいの?」

悠子「真一ならいいよ。」


僕の心の中にある南京錠は外され衝動的に行動する。

パーカーのジッパーを降ろして左右に開くと薄いTシャツの下に小さいけど柔らかい部位が存在している。

下着は付けていない為、形がそのまま現れる。


悠子「は、恥ずかしから電気消して。」

照れている悠子がとても可愛い。


真「駄目だよ。綾坂の顔が見えなくなるよ。」

僕は綾坂と唇を重ねると初めてそれに触れる。

凄く柔らかく力加減がわからない。

綾坂は身体を少しのけ反らせ吐息を吐く。


悠子「、、ん、あ、、、。」


僕は恥ずかしそうに目を瞑る綾坂をじっと見つめながらTシャッを巻くし上げる。


、、、綺麗だ。本当に、綺麗。張りがあり、真っ白で芸術作品のようだ。


「あっ…」僕は我にかえる。

避妊ってどうするんだ?僕はそんなアイテムは無いし、あっても使い方が分からない。

「綾坂、、、避妊どうしょう。」


悠子「、、、う〜ん。私も良くわからないけど、、、今回は無しで!」

にっこり笑う。


この辺が凄い、天真爛漫というか、肝が据わっているというか、、、

どうする、どうする、どうする、、、



コンコン。ドアをノックする音。


綾坂母「悠子、仲君、大丈夫?、、、良かったら下でご飯食べない?」

扉越しに綾坂の母は少し気を使ったトーンで聞いてきた。


悠子「あーあ、タイムオーバーか。、、、あれ?なんか真一ホッとしてない?」


真「な、何言ってんだよ。残念に決まっている!」


綾坂はTシャツを戻してパーカーのジッパーを上げるとベッドから降りて振り返り赤くなりながら

「続きまた今度ね。」ニコリと笑う。


真「うん。また今度ね。」

僕は少しホッとした。


部屋から出ると綾坂母は悠子の笑顔を見てホッとする。

僕に近づき小声で話す。

綾坂母「どんな手を使ったの?、、、あの子一旦へそ曲げるとなかなか強情なのよ。、、、まさかキスしてないでしょうね?、、、それは無いか。まさか両親のいる家でなかなか出来無いわよね。」

目を細めて見てくる綾坂母。


真「はは、お話してただけですよ、、、」


リビングへ行くと綾坂父が誰かと電話していた。


綾坂父「、、、そうだな。聞くだけ聞いてみるよ。あまり期待はしないでくれ。」

ガチャ。

綾坂母「誰?」

綾坂父「友永だ、娘、泉ちゃんが吐血したらしい。


泉ちゃんって、今日会った子だ。あんなに元気だったのに。


綾坂母「まぁ、、、それで、何て?」


綾坂父「、、、仲君に明日にでも絵をたのめないか、、、と。」

綾坂父は僕をチラリと見る。


悠子「誰?泉ちゃんって?」


真「僕に絵を描いて貰えないかって言う人の娘さん。もうすぐ死んでしまうんだって、、、」


綾坂父「、いや、気にしないでくれ。昼間の友永の態度といい、勝手すぎる。今回の事は忘れてくれ。」


真「お父さん。今から行きましょう。こんな言い方は語弊があるかもしれませんが人の命の灯が消えかかる時に僕にしか出来無い事ならやるべきだと思う。画材もあるし、今から!」


綾坂父「、、、わかった。行こう。」






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