帰郷6
ばあちゃん「し、真一!どうした?どうして戻ってきた?何かあったんか?、、、爺さん大変じゃあ!」
爺ちゃん「どうした!婆さん!賊でも出たか!」
奥から爺ちゃんが猟銃を持って出て来た。」
爺ちゃん「し、真一!何かあったのか?涼子さんに何かあったのか?どうして、戻って来た?」
爺ちゃんは僕の肩を掴む。
真「いや、何もないよ!絵を、絵を見に来たんだ。」
爺ちゃんと婆ちゃんは綾坂を見つめて。
「真一、この綺麗な子は嫁さんか?」
真「だ〜か〜ら〜、何でこの町の人は直ぐにお嫁さんにしちゃうんだよ!こちらは、、、」
悠子「真一さんのお祖父様、お祖母様はじめまして。妻の悠子と申します。これ、つまらないものですが召し上がりください。」
真「???あ、綾坂、な、何を言ってるの?」
ってか、何?そのお土産?バッグに入れてたの?
爺ちゃん「ワッハハハ!めでたい!めでたい!真一が嫁を連れてきたわ!しかもこんな美人な嫁を連れてきたわ!」
婆ちゃん「わたしゃ嬉しくて涙が出てきたわ。」
爺ちゃん「外じゃなんじゃて、早く家に上がれ」
真「綾坂!何考えてるんだ!まだ付き合っても無いのに結婚なんて!」
悠子「あら、付き合っても無いのに唇を奪った人は、誰?」
真「ムググッ。」
婆ちゃん「悠子さん!早く上がって。今、お茶出すからね。」
悠子「は〜い。ありがとうございます。」
悠子は丁寧に靴を揃えると奥へ上がって行った。
真「もう、めちゃくちゃだ。」