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『死』という言葉

作者: 瑠璃奈*。

ある日友達はこう言った。


『死んでやる。』


俺は驚いた。こいつ正気か!とも思った…が無理もない。


こいつはいじめに合っている。しかも

親からも嫌われているらしい。


おまけに病気まで持っている。


俺は少しでも力になりたかった。


生きてほしかった。たから俺はこう言った。


「じゃあこのコインを投げて表が出たら、死んでいーよ。」


俺はコインを投げた。


…『裏』だった。


「裏だ。苦しそうだけど、約束だ!

…頑張って生きろよ!」


そいつは笑い泣きをしていた。


『知ってるよ。どっちも裏なんでしょう?でも…ありがとう。』


「…バレとったか。でも死ぬなよ?

俺が悲しいからよ。」


あれから、そいつは「死にたい」などは一切口にしなかった。


いじめとも病気とも必死に戦った。


 突然そいつは『病気』で死んだ。


だけどその顔はとても満足そうだった。


じゃあ、もしあの時コイツが自ら死んでたら…?

シヌ ユウキ アリマスカ?


ダレカガ シヌト 


ダレカガ カナシミマス。


イキテクダサイ

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― 新着の感想 ―
[一言] 悲しむ人の事を考えられるなら、”死”という選択は行わないと思います。 はじめまして。聖魔光闇と申します。 そんな選択は行わないのではなく、行えないのです。 何故ならば恐怖が先行するから…
[一言] 人が亡くなるとはいったいなんなのか それはこの地球上から生命が一つ消えることになります それが小さく感じるか、はたまた大きく感じるか、それは亡くなった人によることになります。 彼は虐められて…
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