第2話 彼女のことが気になった・・・
〜燕二号で移動中〜
俺は家の近くのコンビニ
『ミニステップ』で働いている
時給750円とかなり少ないが少しは生活の足しになる
最近近所のコンビニで
強盗が入ったらしいので
今日はいつも以上に店内を警戒していた
このコンビニでは夕方は
学校帰りの生徒でにぎわっていて夜は会社帰りの
サラリーマンでいっぱいになる
今日はそこに珍しく僕より少し
背の低い女の子が入ってきた
ちなみに僕の身長は175㎝だ
自分では小さくはない身長だと思っている
その女の子をよく見てみると
どこがで見たことがある顔だった
『あっ!さっきの不三屋の店員さんだ!』
思わず声を上げてしまった
もちろん店内のお客さんは
一斉に僕の方を見た
『あっ・・・・・すいません・・』
人生でベスト10に入るくらい恥ずかしかった
と女の子が気がついて
こっちに来てくれた
「こんにちは」
『先ほどはどうも』
「いえいえ、お役立てうれしいです」
やはりいつみても可愛い
ふっと時間をみると
ちょうど交代の時間だった
『あの・・よければ一緒に帰りませんか?』
ぬぉぉぉおおおおお!!!
なに言ってんだ俺〜〜
「えぇ、構いませんよ」
キターーーー(^0^)/
『えっと・・・じゃあ少し待っててもらっていいですか?』
「分かりました」
ということで一緒に帰ることになった
準備室へ駆け込んでいそいで着替えた
着替え終わりふたりで店を出た
歩きながら
『いやーまさかここで会えるとは(笑)』
・・・・・・・・・・・・・
「あの・・・大事な話を一つ聞いてもらえますか?」
『あっ別に構いませんよ』
「実は私、地球人じゃないんです!!!」
『えっ?』
「月から来たんです」
『はい?』
『あの・・さっきから話がわからないんですけど・・・』
「だ〜か〜ら〜私は月から日本に来て地球を滅亡させに来たんです!!!」
『えっ?マジ?』
『えぇーーーーーー!!!』
そう僕は今、地球の敵と話しているのである
〜3話に続く〜