第1話 彼女との初対面・・・
〜2000年12月24日〜
毎年のクリスマスイヴは
僕(龍崎 進二)が
クリスマスパーティーに
備えてケーキを買い行く
ことになっている
今日は一日冷え込むと、
めざますテレビの天気予報
で言っていたので
コートを来て家を出た
ちなみにいつも移動の時は
お気に入りの自転車、
燕二号を使っている
二号と言うことは
もちろん一号があったのだが一年前、
自転車でトンキーホーテに
買い物をしに来ていて
帰ろうと思ったら自転車が
なくなっていた
しかも鍵ちゃんと付けて
いたのに盗まれる
という酷い目に合い一号は
俺のもとを去っていった・・・
〜燕二号で移動中〜
僕は家から2㌔離れた不三屋に来た
店内に入り店の中を見渡した
『さすがにクリスマスイヴは混んでるなぁ〜』
今年はいつも以上に混んでいた
仕方なく列に並んだ
ようやく列が進み
ショーケースを見ることが
出来るようになった
『ショートケーキかチョコレートケーキ、どっちにしようかな〜?』
と悩んでいると
「こちらのショートケーキがオススメですよ」
と誰かが声をかけてきた
声の元をたどると、
ショートカットの頭に
うさぎらしきものつけた
美少女が立っていた
誰もが見とれる可愛さだ
「どうなされました?」
あっじっと見すぎた・・・
『いや・・あの・・別に・・・・・・』
『えっと・・じゃあそれを一つください』
「かしこまりました!」
と元気たっぷりの声で
返してくれた
レジを済ませて帰る前に
もう一度目に焼き付けて
おこうと思い、振り向くと、
もうあの子はいなかった
〜帰宅中〜
無事にケーキを家に
持って帰えり、自分の部屋に戻った
いつもと同じように
パソコンをつけて
にこ☆にこ動画のランキングを見ていた
〜1時間後〜
ふっと気づくと
もうバイトの時間だった
着替えて行くしたくを整えて
勢いよく家を出て行った
〜2話へ続く〜
この本に出てくる人物、出来事、建物、サイト名などは現実に一切関係がありません