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姫と破壊神  作者: 森崎優嘉
第2章 出会い
9/21

2-(3)庭での出来事

「運命だよ」

「フン、破断神ユージアが『運命』という言葉を使うなんてね」

「ははwwそれは君も同じだと思うけど?ユーリス」

ユーリスとユージアは唖然としているナオレイアとユーアストを無視して話を続けていた。

「気軽く私の名前を言わないで、今は仕事中よ」

「そうだったね…でも、少しは違うと思うけど?」

ユーリスはユージアを少し睨むとナオレイアに抱きついた。

「ユ、ユーリ!?」

「ナオ、無事で良かった」

驚くナオレイアを見てユーリはもっと強く抱きしめた。

「僕は何もしてないよ~」

「お前の日ごろの行いが悪いからだ」

ユージアの言葉にユーアストはショックを受けた。それを見てユージアはクスリ、と笑いナオレイアを見た。

「姫、ユーアストが色々したみたいで…すいません」

「あ、いえ!ユーアとは仲良くなれましたから」

ユーア、という言葉に少し驚いた顔をしたがユージアは笑った。

「それは良かった…さてと、そろそろ行かなくてはなりませんね」

ユージアはそう言うとナオレイアに抱きついているユーリスを見た。

「ユーリス、そろっと行きますよ」

ユーリスは名残惜しそうにナオレイアから離れた。

「ナオ、全ては明日話すね」

ユーリスはそう言い、ユージアの傍に行った。

「ユーリ?」

ユーリスは少し笑った。そしてユージアを見て頷いた。ユージアは愛しそうにユーリスの頭を撫で、一瞬の内に姿を消した。

ナオレイアは驚いた。

(ナオが笑った!?)

ユーアストはナオレイアを見た。

「また明日、この場所で」

そう言って姿を消した。ナオレイアは部屋に戻り、ベットに倒れこんだ。そしてさっき起きた出来事を思い出しながら眠りに着いた。

なんか短くてすいません。

誤字・脱字がありましたら言ってください。

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