2-(3)庭での出来事
「運命だよ」
「フン、破断神ユージアが『運命』という言葉を使うなんてね」
「ははwwそれは君も同じだと思うけど?ユーリス」
ユーリスとユージアは唖然としているナオレイアとユーアストを無視して話を続けていた。
「気軽く私の名前を言わないで、今は仕事中よ」
「そうだったね…でも、少しは違うと思うけど?」
ユーリスはユージアを少し睨むとナオレイアに抱きついた。
「ユ、ユーリ!?」
「ナオ、無事で良かった」
驚くナオレイアを見てユーリはもっと強く抱きしめた。
「僕は何もしてないよ~」
「お前の日ごろの行いが悪いからだ」
ユージアの言葉にユーアストはショックを受けた。それを見てユージアはクスリ、と笑いナオレイアを見た。
「姫、ユーアストが色々したみたいで…すいません」
「あ、いえ!ユーアとは仲良くなれましたから」
ユーア、という言葉に少し驚いた顔をしたがユージアは笑った。
「それは良かった…さてと、そろそろ行かなくてはなりませんね」
ユージアはそう言うとナオレイアに抱きついているユーリスを見た。
「ユーリス、そろっと行きますよ」
ユーリスは名残惜しそうにナオレイアから離れた。
「ナオ、全ては明日話すね」
ユーリスはそう言い、ユージアの傍に行った。
「ユーリ?」
ユーリスは少し笑った。そしてユージアを見て頷いた。ユージアは愛しそうにユーリスの頭を撫で、一瞬の内に姿を消した。
ナオレイアは驚いた。
(ナオが笑った!?)
ユーアストはナオレイアを見た。
「また明日、この場所で」
そう言って姿を消した。ナオレイアは部屋に戻り、ベットに倒れこんだ。そしてさっき起きた出来事を思い出しながら眠りに着いた。
なんか短くてすいません。
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