ー呪われ体質。異世界で作戦会議中ー
「お2人は能力的に数値が高くてもこれが初めての依頼となるわけです。なので始めは簡単な依頼をこなしてみましょう。そうですね……このスライム討伐なんかはどうですか?」
そうしてニーナが見せてきたのは恐らく地図であろうものとそのスライムとやらの絵や情報。種類なんかが書かれた資料の束だ。
スライム討伐。現代で原〇とかド〇クエとか色んなところで聞いた記憶のある内容だな。ミライナはと言うと意外にも真剣に話を聞いていた。
「スライム……ねぇ。何かほかの依頼はないのかしら?例えばゴブリンや野獣なんかが理想なんだけど」
ミライナはスライム討伐が気に食わなかったのかそれともなにか理由があるのか。具体名を出してまでスライム討伐を回避してるように伺えた。
「スライムじゃ何か問題があるのか?」
「問題…まぁそうね。はっきり言ってタイプによっては詰みよ。この依頼」
ミライナはニーナに頼み紙を用意してもらい、簡単な図を描き指で刺しながら一樹に話をしていく
「この世界じゃ魔法にはいくつか種類があるわ。あんたに分かりやすく言うなら……そうね、属性かしら。その属性はそれぞれ炎→草→岩→雷→風→水、そしてまた水から炎に、この順番に多少有利に働くようになってるわ。あと単位属性の他と相性の有利不利が無い属性。相殺し合う光と闇があるけど今回は省くわ。別に属性があるからと言って有利不利や相性に大きな問題はないけれどスライムは例外なのよ。スライムは魔力そのものが実態を持った存在、今の私は風と炎が使えるけどスライムが同じ属性魔力のタイプだったら1ダメージも与えれない、なんならスライムが強くなるわ」
なるほどと頷きながら頭の中で得た情報を整理していく一樹。基本6属性の相性は言われた通りに循環していて有利に働くこともあるが大きな差はない。例外として相性問題のない単位属性がいくらか存在し、逆に常に相殺しあっている光と闇もある。スライムは魔力そのものが凝結した魔物であり、炎のスライムに炎で攻撃しても意味がなくむしろ強化される…。だったら…
「物理で殴るのはダメなのか?」
「不可能では無いけど、いい作戦とも言えないわ。けど説明するより見た方が早いだろうし今はしないでおくわ」
なんだ、教えてはくれないのか。などと会話している間にニーナが用意した新たな依頼用紙は……
「ドラゴン討伐……!?」
久しぶりな気がしますが昨日の気のせいです。




