始まりの予感 *りょーSIDE*
いよいよ明日は文化祭。
俺たちのクラスは、お化け屋敷だ。
いま、最終仕上げをしている。
「出来たよ~~~~~~!!!」
はるかが、書いていた『お化け屋敷』の看板を掲げた。
「相変わらずへったくそな絵。」
俺は吐き捨てるように言ってしまった。
しまった!!!!またいっちゃった・・・
思った時には遅かった。
はるかは、それまでにはない反応を見せたのだ。
――――――泣いていた。
はるかが・・・泣いた。
俺が泣かせた・・・・・・・・・・・。
あの強がりのはるかを、俺が泣かせた・・・。
俺はなんてことを・・・・・・。
「!!!佐々木、泣いてるぞ!!!
なにあれくらいでないてんだよ。」
「もしかして、りょうのこと好きなんじゃないの?笑( ̄▼ ̄)」
は??なんでそうなるんだよ?
そして、続いてあり得ないことをいった奴がいた。
はるかだった。
「(p>□<q*)) そうだよ!!!
好きだよ!!!
いっつもいっつもひどいことばっか言われてたけど、
りょーちゃんのこと小学校一年生のころから大好きだよ!!!」
――――――――――――――――――???
なにいまおれこくはくされてる?
はるかがおれのことすきっていった?
「ヒューヒューヒュー!!!!
佐々木が公開告白!!!」
クラスのやつらが叫んでる。
ホントなのか?
はるかは本当におれのこと――――――。
確かめなくては。
でも、こんなとこじゃぁ・・・・・・
俺は、はるかの手をつかむと、
あてもなく無我夢中で走り続けた。




