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絶対に認めないから!  作者: 真姫
3章 ルクロン少女編
98/239

私は入学式を体験する!①

今回少し短めです!

 「ここが学校かぁ...」

 「そうですね、といっても今日は入学式をした後は寮の案内で終わると思いますよ?」

 「...にゃるほど?...寮でしか気を抜けないのもつらい...最近無意識に尻尾と隠すよう魔法使ってるし」

 「私はいい事だと思いますよ?無意識に使えてるって事はほとんど負担になってないと思いますし」

 「そうだよねぇ...まぁいっか」


 学校を眺めつつ他人事みたいに感じながら馬車から降りる 入学式を受ける為の手続きがあるらしいけどそれはメリーに任せちゃおう、私がどうせあんまり分からないしね 周りをキョロキョロと見るがやはり貴族がよく通う学校だけあってまず広い それに広場に大きい木が一本あって涼しそうな木陰がある あそこで寝れたら気持ちいんだろうなぁ... ただ王族の娘があそこで寝る訳にはいかないから悲しいね


 「マルガ様?手続きがありますので一緒に来てください」

 「分かった...ふわぁ...」

 「眠そうですね...退屈ですか?」

 「...自分で学校に来て言うのもなんだけど...ミツキが国に戻ってから何しても楽しくなくて...正直学校に来たのも悪いけど暇つぶし半分とかだったりする...」

 「だったらこの学校で夢中になれる物を見つけれるといいですね?じゃあ行きますよ」


 夢中になれる物かぁ...見つけれるとっても嬉しいけど、何があるのかな?色んな事に挑戦出来たらいいな 

 メリーが事務室らしき場所に向かいながら校庭を歩いてるんだけどやっぱり馬車がある程度豪華だったのか降りた時から注目を浴びている そしてこの国だと珍しい銀髪紅目が更に目立つ事に拍車をかけている 髪の毛の色もどうにかして変えればよかったのかなぁ?


 「...すっごい見られてる...」

 「あんまり気にしちゃだめですよ?どうせ目立つのですから」

 「それってどういう意味?」

 「お楽しみですよ、マルガ様にとってこの学校で最初の試練の一つですから」

 「...すっごい嫌な予感しかしないんだけど..?」

 「私は楽しみですよ?」

 「何させる気...?」

 「まぁまぁ♪」


 すっごい嫌な予感がする 逃げる訳には行かないのがまた嫌だなぁ...なんて後ろで思っていたらメリーは手続きを終わったのか私の所に戻って来た そういえばこの学校って制服無いのかな? 共和国に居た時は可愛い制服着せられたけど、今私が来てるのはお城で着てきたヒラヒラが沢山着いた綺麗なドレスだ ドレス動きにくいしあんまり来たくないんだけど今回は着た方が良いという事で着てきたんだけど格好でも目立ってる気がするなぁ 何が起きるか分からないけど逃げたい


          ◆◇◆◇


 入学式は大きな建物、簡単に言えばとっても大きな体育館らしき場所でやるのかその場所まで移動しないと行けないらしい もう目の前まで来たけど

 どうやらここで生徒と保護者は離れるようで私とメリーは別口に案内された 従者も保護者扱いになるのは少しびっくりしたけど考えてみたら一応入学するのは私だもんね、式典だったら私が対象者だから当然と言えば当然なんだけど ただメリーが言っていた目立つという意味に関しては最初は服装だと思ったけどそうでもないみたい 皆ドレスを着たりタキシードを着たりと正装で来ている 見た目で目立っているのは分かっているけどそれは学校に来た瞬間から分かっていた事だし 一体何が試練なんだろう?とっても気になるや

毎日21時に投稿しています


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