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絶対に認めないから!  作者: 真姫
3章 ルクロン少女編
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私は新生活を始める!①

今回から新章です

 ミツキがベスティアに帰ったまま音沙汰が無くなり5年が経った 何度かルクロンを出てベスティアに行こうとしたんだけどママに止められて行くことが出来なかった 必ず止める時に「絶対に大丈夫だから」って言って止めてたけどママはミツキと連絡を取ってるのかな?

 5年前にミツキと別れた後共和国には戻らず手紙を使って学校を辞める旨を伝えた 卒業にはしてくれるらしいけどその資格は取りにいかないといけないらしい まぁまだ取りに行ってないんだけどね 保存はずっとしてくれるらしいから気が向いた時に行こうと思ってたら5年もたっちゃった

 ルクロンに居る間は何をしていたかと聞かれると何もしていないんだけど...とりあえずママとパパの娘というのを皆に周知しようと思って人の姿でお城をよく歩き回る事にした そしてよくパパとママとお話をすることにしたら一年経った頃ぐらいには皆に顔と名前を覚えられるぐらいにはなった ただよく3年も何処に居たのだとか色々生まれてから今までの経緯をパパとかが聞かれていたけどそういう質問はパパが答えていたし多分大丈夫でしょう


 5年経って私も8歳になった訳で一年前から学校に通えるんだけど一年経った今でも学校には通っていない 理由としては一つはミツキからの連絡を待っていて学校に行く気が無かったっていうのはでかい もう一つはママが8歳から通うことを提案していたからだ、理由は知らないんだけどね


 「...今日はどうしようかな...」

 「お嬢さま?明日から学校ですから準備をしてはいかがでしょうか?」

 「...それもいいけれど...めんどう...」

 「そうですか...では読書等はいかがでしょうか?」

 「このお城の図書館の本はあらかた読んでしまったんだよね...本当に退屈...明日から確か学校の寮で過ごすんだよね?」

 「そうですね、一応メイドを一人付ける事が出来るらしいのですがそこはマルガ様にお任せされています」

 「そう...でも一人がいいかな...」

 「ではその様に...失礼しました」


 今のは私に担当しているメイドなんだけどメリーではない 私が人間の姿を取れる様になってから普通にメイドを斡旋したのだ メリーは今はメイド長をやっているらしい 仕事が沢山増えて大変そうだったけど

 私はとりあえず準備をしないといけないんだけどある程度必要な物は全部空間魔法に入れているからなぁ 何を準備するんだろう?


 「明日から寮に入るのに荷物何も持ってなかったら怪しまれるから最低限の分は持つようにしなさいよ?」

 「リーア...確かにそうなんだけど...私あんまり荷物持てないんだよね?」

 「だからメイドを使っている貴族が多いんでしょ...マルガは成長してもマルガだね」

 「何よその言い方...腹立つ...これでも成長したんだからね」

 「ずっと一緒に居たんだから分かるわよ、身長が特に変わったわね」


 今の私は身長は132cmぐらいで割と伸びた方なのかな?比較する対象が居ないから分かんないけど ただ胸の成長がまだ来ない...ママはあんなに大きいのに...まだ成長期来てないからね?まぁまだ大丈夫だよね、うん大丈夫大丈夫


 「早く明日にならないかなぁ...最近ドロシーも忙しそうにしててお城に居るの見当たらないし、パパとママは普通だけど...相変わらずミツキからは何も連絡が来ないし...」

 「そうねぇ...魔法の練習とかでもしておけばいいんじゃないかしら?」

 「...最近やってなかったし...うーん...やめておこうかな、今日はこのまま寝ちゃおうかな」

 「それでもいいんじゃないかな?明日から久しぶりに学校なんだし今度はちゃんと友達作れるといいわね」

 「うぐ...一年遅れで入るのに出来るのかな...」

 「あら?聞いてないの?マルガは年齢を合わせて入る訳じゃなくて上級生としてはいる訳だから同じ年の子は多分少ないわよ?」

 「...終わった」


 私の学校生活は始まる前から終わっちゃったみたいだ 悲しいね でも五年経っても人見知りは治らなかったからね 頑張りはするけど

毎日21時に投稿しています


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