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絶対に認めないから!  作者: 真姫
2章 共和国編
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私はゆっくりする!③

 こんなふかふかなベッドで体を伸ばして寝るのは久しぶりだなぁ いったいどれくらい寝ていたんだろう?でもまだパパが来ていないって事はそんなに長くは寝ていないと思うんだけど...すっごい眠いなぁ また寝ちゃおうかな なんて思いながら寝返りをして部屋を見るとミツキとメリーとドロシーとパパとママが居た ん?


 「あら?起きちゃったかしら?」

 「...もしかしてうるさかった?...」

 「.........んー......そんな事は無い...」


 完全に気持ちよく寝ていたせいで全然頭が回らない それに寝ていたはずなのにまだ眠いせいでベッドから起き上がる事も出来ない、なんでだろう


 「マルガちゃんは今日馬車に居る間ずっと魔法を使っていたから単純に魔力を回復する為に沢山の休憩は必要なんだと思うよ?だから眠いならまだ寝ていいんだよ」

 「そ、そうか...疲れているのか...凄く残念だ」

 「ライル...マルガちゃんは一週間ぐらいは居るんだからその間に構って貰えばいいでしょ?」

 「そうなんだが...タイミングを逃すとまた構えなくなりそうだしな...」


 だめだ 話が頭に全然入ってこない 魔力そんなに使った記憶は無いけど魔力を回復させるような状況になったの初めてだからかな すっごい倦怠感がある 皆には悪いけどもう一回寝ちゃおう


 「ふにゃぁ....おやしゅみ...」

 「...可愛い...」

 「こほん...それでミツキはマルガの事が好きなのか?」

 「...はい、マルガの事は大好きです...」

 「でも自分の事は教えてないんだろう?」

 「...一応国に遊びに行くときに教えようと思ってました...」

 「こ、これがお父さんに娘さんを貰うときの雰囲気...」

 「ドロシーは茶化さないでくれ、ソフィアはなんでそんな楽しそうなんだい?」

 「なんでもないのよ?♪ただミツキさんもマルガと真剣に向き合うなら隠し事がある状態だったらだめよね?」

 「...それは...うん...私もそう思う...」

 「だから...そうね、ちゃんと全部伝えてマルガちゃんからもちゃんとオッケーを貰えたらまたおいで?そしたらちゃんとお話してあげるから」

 「いや、というかそもそも...」

 「なーに?ライル?」

 「...なんでもないです」

 「ソフィアってライルの事本当に尻に敷いてるって感じがするわね」

 「やめてくれドロシー...ただでさえこの城は強い女性が多いのに...」


          ◆◇◆◇


 「...んん...明るい...」

 「...おはよう、結局ずっと寝てる...」

 「...おはよう...ミツキ...」

 「....朝...?...んくぅ...よく寝た」

 「...お昼かな?...殆ど一日寝てるよ?そんな無理して魔法使わなくてもよかったのに...」

 「ほえ?...魔法使ったからあんなに疲れたの?...なるほど...一日中使ったらあんなに疲れるのか...」

 「...普通は一日中使えないけどね...多分制御とかで更に疲れている...」

 「うーん...まぁいっか!今日から一週間ぐらい何しようかな」

 「...任せるよ、私は基本マルガに合わせようと思ってる...」


 何をしようか考えてたらドアがノックされた、誰だろう? そのまま開けようと考えてたらミツキに手を掴まれた


 「...誰か分からない時は開けない方がいいってメリーが言ってたよ...」

 「そういえばそうだった...うーん?誰だろう?...」

 「マルガ様?起きましたか?開けますよ?」

 「この声はメリーだ!うん、いいよー」


 メリーの声がしたので許可を出すとドアが開きいい匂いが流れながらメリーが入ってきた とってもいい匂い...何の匂いだろう?


 「マルガ様、お食事をお持ちしましたよ」

 「わー...ありがとう~...でも私空間魔法に沢山ご飯あるよ?」

 「...マルガ様が入れてる食べ物はマルガ様が好きな奴ですよね?栄養取れてますか?」

 「......取れてないと思うかな?」

 「だったらせめて食べれる時は栄養バランスがいい物を食べましょう、空間魔法の食べ物はとっておいてください」

 「分かった...野菜少なめだと嬉しいな」

 「...時間をかけてでもいいからちゃんと野菜食べようね?...」

 「ミツキまで...頑張るけど」


 栄養取れるのは分かるけど野菜あんまり美味しくないんだよね...ちゃんと食べはするけどあんまり好きじゃないや

毎日21時に投稿しています


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