私はルクロンに帰る!①
「うぷ...もうダメ...」
「...マルガ..もう少しで休憩ポイントだから頑張って...」
「マルガちゃん本当に馬車で酔いやすいわね...」
「マルガ様はルクロンに帰った後か共和国に戻った後に体力を付ける運動をさせましょうか...」
「..うぷ...気持ち悪いぃ...」
馬車が走って揺れるたびに私の弱弱しい三半規管が刺激されて更に吐き気を催す 前より気持ち悪さが増してる辺り本当に体力が減っている事を実感しながら膝枕されている
「マルガ様、もう少ししたら休めるので頑張ってください」
「...はい...ルーカスさん...」
「お嬢ちゃん前みたいに外で歩くか?それとも俺の背中に乗るか?」
「...考えてみる...」
しばらくして馬車が止まる どうやら休憩ポイントについたみたいだ やっと揺れが収まって私に平穏が...
「ねぇ思ったんだけどね」
「はぁ...どうしたのリーア...死ぬ...」
「馬車の中で浮いてたら揺れないし酔わないんじゃない?」
「あ....」
「って思ったんだけどどう?」
「リーア天才...?全然思いつかなかった...」
「まぁ試してみない事には何とも言えないけど多分これでなんとかなるんじゃない?」
「あぁ...外の空気気持ちいい...!」
「ここでお昼ご飯を食べた後にマルガさんの体力が持つ限り進んでしまいましょう。」
「分かりましたルーカスさん」
「とりあえずご飯を食べましょうか、『ケルベロス』の皆さんはどうしますか?」
「俺たちは周りの警戒をしておくから食べておいていいぞ、後で携帯食を食べておくからな」
「美味しくないんだよねー..」
「文句を言うなペス、護衛だからしょうがないだろう?」
「まぁそうだねぇー」
『ケルベロス』は護衛に慣れているのか落ち着いた口調で警戒をしながら携帯食を取り出している 私の探索魔法で周りが大丈夫な事は分かっているんだけど仕事をしているんだし特に何も言わなくてもいいよね 今日は何を食べれるかな
「今日はマルガ様が馬車酔いをしていたので軽いスープにしましょうか」
「そうですね、胃にやさしいスープにして栄養を取れる様にしましょうか」
「...ごめんね?」
「...マルガが謝ることは無いよ...」
ミツキに撫でられながら気持ちよさそうに目を細める ミツキの撫で方はちゃんと気持ちいい所を抑えて撫でてくれるのでかなり好き 猫耳の後ろとかすっごい気持ちがいい
「空間魔法使えたらもっと美味しいもの食べるのになぁ...」
「...美味しい物食べても吐いたら意味無いよ?...」
「浮遊魔法がうまく行ったら馬車酔いとは無縁になるから大丈夫だし...」
「はいはい、スープ食べ終わったら出発するからそれまで出来るだけ休憩しときなさい」
「はーい」
スープを煮込んでいるのをみながらぼーっとしている ぐつぐつ音を聞きながら撫でられているとだんだん眠くなってくるなぁ そろそろ出来上がるからそれを食べて馬車の中で浮遊魔法使えるか試さないと なんとなくだけど出来る気がする!
「それじゃあそろそろ行きましょうか」
「はーい」
「...本当に大丈夫?...」
「任せて~」
「マルガちゃんの任せてはかなり不安だわ...」
「分かります...なんか変な所で勝手にこけてそうなイメージが...」
「私に一体どんなイメージを抱いているの?メリーとドロシー...」
まるで私がおっちょこちょいみたいなイメージ...まぁ割とおっちょこちょいなんだけど 天然では無いと信じたいよね
ちょっと不安だけど多分行ける イメージが大事だからね
「ふぅ...よいしょっ...」
「おっ、マルガちゃん浮くのうまくなってるね?」
「..沢山練習した」
「出発します、少し揺れるので気を付けてください」
馬車が動き出す、私は浮いているが馬車の動きに合わせてゆっくり動く こ、これは行ける! 馬車の動きに合わせて浮きながら移動をするのは少し難しいけど慣れれば簡単にはなりそうだ これは馬車の移動で完全に勝った!
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