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絶対に認めないから!  作者: 真姫
2章 共和国編
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私は説教を受ける!

説教の時間です

「はぁ...疲れた...ただいま、私の部屋」

 「...おかえりなさい...」

 「...ミ、ミツキ...?なんで私の部屋に居るの?」

 「...朝起こしにきたら...もぬけの殻になってるから...取りあえず部屋で待ってみたら...帰って来た...」

 「...ち、因みにドロシーとかメリーとかには...?」

 「...もちろん伝えてる、メリーは心配していたから後で謝るといい...」

 「あ、あれ?...怒っては居ない?」

 「...そんなわけないでしょ?怒ってるにきまってる...まず何していたの?」


 や、やばい 部屋に帰った瞬間から絶体絶命なんだけど よく見たらリーアは空間魔法で逃げてるし 私も空間魔法で逃げようかな?取りあえず試してみないと! そう思いながら自分の背中に空間魔法を開いて試してみる 開いた瞬間からミツキが一気に距離を詰めて私の腕を掴んできた


 「...なるほどね、マルガの空間魔法はまだわかりやすいわね...」

 「えっ、あ、あのっ...?」

 「...なんで逃げようとしたの?...やましい事?...」

 「そ、それは...内緒です...」

 「...家族会議ね...」

 「そんな!?」

 「...むしろなんで見逃してもらえると思ってたの?...」


 これは非常にまずい この話が家族会議で上がった日には私に自由に依頼を受ける権利が無くなりそう 流石に家からは出れると思うけどミツキがずっと私に付いてきそう どうにか切り抜ける方法を考えないと... どうしよう?


 「...下にドロシーとかが居るはず...行くよ...」

 「も、もう少しここで話さない!?」

 「...だめ、マルガはこういう時甘やかしたらすぐ逃げるから...」

 「ひどい!逃げてないのに!」

 「...後ろにある空間魔法閉じ忘れているよ?...」

 「あっ...」

 「...じゃあ行くわよ...」


 ほとんどミツキさんに引きずられる形で一階に降りていく い、嫌だな メリーが一番怖い気がする、リーアが言ってたみたいに


 「...ドロシー...捕獲したよ...」

 「やっぱり部屋に帰って来た?」

 「よかったです...マルガ様がいきなり居なくなるなんて心臓に悪いです...」

 「...それで...なんで夜から外に出たの?...まさか依頼に行ったなんて言わないよね...昨日行かないっていったばっかなのに?...」

 「そういえば昨日言ってましたね?どうなんですかマルガ様」

 「...い、行ってないよ?...本当だよ?」

 「...じゃあどこ行ってたの?...夜から...昼まで..?」

 「そ、それは...と、友達とお出かけ?...」

 「因みに学校にはちゃんと確認しているわよ、マルガのクラスメイトは知らないって言ってたけど?」

 「ほ、他の友達...」

 「...マルガ...私と学校一緒に行ってた時を思い出してもう一回聞くけど...他の友達?」

 「ごめんなさい!嘘です!」

 「でしょうね、しかも友達と自分から遊びにいく性格でもないでしょうに」

 「ということは...夜からこっそりギルドに行って依頼を受けたという事ですか...?」

 「どうなの?マルガちゃん?」

 「...は、はい...夜というか陽が昇る前にギルドに行きました...」

 「...他には?...」

 「え?」

 「...なんでこんな中途半端な時間に帰って来たの?...」

 「それは...わ、分かった、話すからそんなに顔を近づけないでっ」


 ミツキが詰め寄りすぎて顔が目の前にあった 恥ずかしすぎて顔真っ赤になってないか心配だ うぐぐ...この秘密だけはなんとか守り切らないと


 「...実は...魔石掘ってたらミツキが言ってた盗賊団と出くわして..」

 「なにそれ?大丈夫だったの?」

 「うん、ただそいつらが沢山魔石取ってたから逃げるついでに奪ってきた...怪我とかは特にしてないよ?」

 「...よかった...本当によかった...」

 「え、あれ?ミツキ...?」

 「...お願いだからあんまり心配かけるような事はしないで欲しい...本当に心臓に悪い...」

 「ご、ごめんなさい...」

 「...次からはしない?...」

 「わ、分かった...次からは内緒で行かない...」

 「...ん...分かった...」

 「だ、だから抱きしめるのやめて欲しい...恥ずかしいからっ...」

 「...だめ、離さない...」

 「ミツキさん~!」

 「...さん付けした...後で部屋でお仕置き...」

 「私達がまだ居るのに見せつけてくれるねぇ、そんなにイチャイチャされたら砂糖を吐きそうだね」

 「マルガ様が幸せならいいんですけど...」

 「...ドロシーとメリーは何か言う事はある?...」


 えっ これ以上何か言われるの?既にミツキさんによって罰が行われている最中なんだけど ちょっと困る 怒られたら困る


 「私は特に無いかなー、やんちゃするのはいいけどあんまり心配はかけて欲しくないかな?」

 「うぐ...分かったよドロシー...」

 「...では私から一つ?」

 「...は、はい..」

 「あんまりやらかしたりダメな事するとソフィア様に報告しますからね?」

 「みゃっ!?それは本当にだめ!本当に!」


 ママが怒るとは思えないけど何をしてくるか分からない怖さがある パパも怒らないと思うけど...流石に怖すぎる! というかメリーなんて恐ろしい事を言うんだろう 私のウィークポイントを的確に突いてきたんだけど 恐ろしい

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― 新着の感想 ―
[良い点] 作者さん、更新はお疲れ様です! この歳ですから、割と相当心配されるでしょう。まぁ、そもそも私は何故主人公さんが独りで行きたかった理由を理解出来ませんので、怒られでも自業自得の感じです。 だ…
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