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絶対に認めないから!  作者: 真姫
2章 共和国編
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私は冒険をする!③

 「薬草採取って具体的にどうするの?」

 「そこからですか?まず薬草って言ってもちゃんと種類があります、詳しくはミツキさんに聞いてください」

 「種類は分かるっ、本で読んだから」

 「後は共和国から出て森等に行って採取します、詳しい事はミツキさんに聞いてください」

 「...全部私に押し付ける気?...」

 「勿論です!先輩なんだから後輩にちゃんと教えてください!」

 「...しょうがない...」

 「じゃあミツキさん、共和国の外にある森に向かいながら教えてくれる?」

 「...次さん付けしたら頬にキスするからね...」

 「...は、はい」


 気づいたら罰が追加された なんか私的にはさん付けしない方がキスして貰える訳だしちょっと悩む...けど頬だしなぁ...って違う違う ちゃんとさん付けしない様に頑張らないと


 「...別に説明って言っても...森に行って...指定の薬草を取るだけ...」

 「それだけですか...」

 「...でも全部取らないでね...取りつくしたら次からそこで手に入らなくなるから...全部取るのはだめ...分かった?」

 「はい!」

 「...じゃあ行こうか...」


 何気に共和国の外に出るのは初めてでは無いだろうか? ちょっと楽しみかもしれない もしかしたら魔獣も見れるかもしれないのか...! 私魔獣っていう存在は知っているけど見た事ないしね オークとか見てみたい、あの魔獣お肉美味しいんだよね 味が完全に前世の豚肉


      ◆◇◆◇


 「...こんにちわ...」

 「こんにちわ、今日はどんな依頼だい?」

 「...この子の付き添い...夕方には戻る予定...」 

 「そうかそうか、では気をつけてな~」

 「...ミツキ...いつの間に衛兵と仲良くなったの?」

 「...よく依頼で外に出たら...まぁ適当には話すぐらいには...」

 「ぐぬぬ...」

 「...何を悔しがっているのか分からないけど...特に何も無いから...」

 「早く森にいこっ、沢山薬草採取してミツキさん驚かしてやるっ」

 「...それを私に聞こえる様に言われても...」

 「ふふふ、頑張ってやる!」


 今の私はやる気に満ち溢れているのだ! 薬草でも毒草でも魔獣でもかかってきて欲しい 魔法の錆にしてあげるから!


     ◆◇◆◇


 「全然見つからない!」

 「...そう?私は割と見つけたけど...」

 「うそでしょ!?...リーア?薬草見つけるような魔法とか無いの?」

 「そんな事で呼び出さないでよ...貴女が持っている探索魔法使えばいいでしょ?」

 「あれは人とか生き物を見つける魔法だから...」

 「指定しちゃえばいいのよ、探索する魔法でしょ?一回ミツキに薬草持ってきてそれと同じ物を探索魔法で探せばいいのよ」

 「なるほど...!」

 「...割とずる...」

 「使える物を使っているだけです!」

 「まぁ普通に探している側からしたらずるだよね」


 私としては使える魔法を使っているだけなのに...まぁどんどん自重せず使っていくけどね!楽しいし!


 「...魔物...珍しい...ここら辺出てこないのに...」

 「あれ?近くに居るんですか?探索魔法には引っかからなかったのに...?」

 「マルガ?さっき指定を生き物から薬草に変えたばっかでしょ?」

 「...やっぱりマルガがぽんこつか...」

 「ち、違います!これは初めて変えたから生き物に反応しなくなったのに気づかなかっただけです!意識して切り替えれるし!」

 「因みにどんな魔物なの?マルガに実践させたいんだけど?」

 「...フォレストウルフ...」

 「なにそれ?」

 「...要は森に居る狼...緑色で保護色になっているから割と初心者殺しかも...まぁ強くはない...」

 「なるほど...」

 「...それが一匹...はぐれかな?...まぁマルガでも余裕余裕...」

 「な、なんで私が戦う流れに...い、嫌ですよ?戦いたくないですよ?疲れますし...」

 「...戦わないならひたすらマルガにヘイトを回す戦い方するけど...どっちがいい?」

 「戦います!...ううぅ...」


 なんでこんな目に 魔法を使うのは好きだけど戦闘は苦手なのだ 正直学校の実践授業も苦手授業の一つだったし...一番苦手なのは普通の体育みたいな授業だったけどね!!

 さぁ、初めての魔獣との戦闘 どうしよっか

毎日21時投稿頑張っております~


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