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絶対に認めないから!  作者: 真姫
2章 共和国編
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私は自分に正直になる!

リーアと契約して三ヶ月が経った 三ヶ月も合ったら色々な事がある まず一番大きな事はミツキさんとリウムさんが学校を卒業した どうやら成人の年になって卒業試験も同じタイミングでクリアしたみたいだ この学校は成人になったら成績に問わず卒業試験を受ける事が出来るらしい ただ難易度は一律なので成績が悪い人は試験をクリア出来なくて結局辞めちゃったりする人も居るみたいだ 私もいつか卒業試験を受ける時が来るんだろうな なんて思ったり

 もう一つ大きい事があったんだけど 私の魔法の授業が免除になった 理由は沢山あるけど一番大きい理由は教える魔法が無いらしい ただまだマナーとか歴史とか普通の授業はあるので全部の授業が免除になった訳ではない だから割と暇になったっていうのが本音かな?

 それで最初は図書館によく通っていたんだけど考えてみたら私リーアが居るから知っている魔法に関してはリーアに聞けばいいんだよね 知らない魔法を調べる時とかそもそも本を読みたい時は図書館に行くけど


 「はぁ...」

 「どうしたのため息なんかついて」

 「...悩み事...」

 「あら?私に悩みの内容教えてくれないの?」

 「...私でもよく分かってないし教えたくない...」

 「取りあえず吐き出した方が良いわよ?私に言いにくいならドロシーでもいいし」

 「...じゃあ言うけど...ミツキさんが卒業してから全然構ってくれないし...前までは沢山愛情表現みたいな事してくれたけど最近はたまに家の中で会うだけだし...何してるか聞いても内緒って返されるし...なんかこう...もやもやする!」

 「あらあら、冷めたんじゃない?」

 「..冷めたって..何に?」

 「マルガに、どんだけいろんな愛情表現してもマルガは特に何か返した?」

 「...返してない...けど...」

 「じゃあマルガに冷めちゃって今は何かしているんじゃない?」

 「そう...なのかなぁ...?」

 「まぁ私は心を読もうと思わないと読めないし特に読もうと思わないから分からないけどね!直接は聞いたの?」

 「聞いてはいない...うぐぅ...」

 「マルガはミツキの事どう思っているのよ?」

 「どう?..どう思っているのかな...」

 「そこを正直にならないと何も分からないんじゃない?ミツキにどうして欲しいのかが分からないとどうしようも無いからね」

 「...なるほど...」


 つまり私は今からミツキさんに対してどう思ってるのかを考えないといけないのか...私はどう思っているんだろう

 好きか嫌いかで言えば好きなんだけど...というかなんで構ってくれないだけでもやもやしているんだろうか ドロシーとかメリーにも聞いてみよう


 「ドロシー?」

 「はいはい、なになに?」

 「ちょっと聞いてほしんだけど...構ってくれなかったり前してくれた事をしてくれなくなったり色んな事秘密にされて...こう...胸の中がもやもやするんだけどなんでか分かる?」

 「うーん...分かるけど...いきなりどうしたの?」

 「......最近ミツキさんが構ってくれないから...嫌われたのかなぁ?って思って」


 自分で嫌われたなんて思った時胸の中が張り裂けそうなくらい痛くなった どうしてだろう 


 「マルガちゃん?その気持ちは他人に聞くんじゃなくて自分で答えを出してほしいな?」

 「なんで?」

 「それがマルガちゃんの為っていうのと、自分で出した答えが一番正直だから...かな?」

 「...分かった...うん...」


 取り合えず自室に戻って考えてみる事にしよう どうしてもやもやしたり張り裂けそうになるんだろう 多分リーアとかメリーとかに聞いても教えてくれないだろうしちゃんと考えないといけないんだろうけど...分かんないなぁ


 「...どうしようかな...」

 「マルガは難しく考えすぎなのよ、順番に考えていけばいいのよ」

 「...うん?」

 「まず胸がもやもやする原因だったりその胸が張り裂けそうになっている原因は?」

 「...ミツキさんが構ってくれないから」

 「ミツキが構ってくれないとなんでもやもやするの?」

 「...前は構ってくれたのにって,,なるから?」

 「張り裂けそうなのは?」

 「...私の事嫌いになっちゃったって思ったから?」

 「なんで構ってくれなかったり嫌いになられたらそうなるの?」

 「...私が...ミツキさんの事が...好きだから?」

 「そういう事じゃない?」

 「....え?...」


 私がミツキさんの事が好き? いつから...というか好き?...好きってなんだろう あんなに愛情表現されてる時とかぐいぐい来てた時は嫌いではなかったけどちょっと面倒くさいなんて思っていたのに... 構って貰えなかったら好きになるだなんて、そんな事あり得るのだろうか 実際になってしまったんだからあり得るんだろうけど というか私がミツキさんの事が好きならあのもやもやした感情はもしかして嫉妬?張り裂けそうになるの単純に好きだから嫌いになられたらいやだって事か なんか意識したら恥ずかしくなってきた


 「...そっか...私...ミツキさんの事好きなのかぁ...」

 

毎日21時投稿頑張っています


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