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絶対に認めないから!  作者: 真姫
2章 共和国編
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私は妖精魔法を覚える!①

 最近妖精魔法をどうにかしようと必死になっているけど全然手掛かりが掴めない 図書館で妖精魔法について調べてはいるんだけど...結局見つかるのは大体がお伽話だったり考察だったり 悔しい

 

 「...」

 「マルガさん?」

 「....は、はい!」

 「最近マルガさん授業中上の空ですよ?」

 「ご、ごめんなさい...」

 「体調が悪いなら休んでても大丈夫ですよ~?」

 「大丈夫ですっ..」

 「そうですか~?」


 危ない危ない、考え事をしていて全然話を聞いていなかった 妖精魔法がどうにかならないと授業にも身が入らないしどうしよう...むむむ


 「...どうしたの?マルガ...最近全く話聞いてないけど...家でもそうだし...」

 「うーん..私の気が緩んじゃってるんだと思います...」

 「...そう?...新しい魔法について考えてる訳じゃないの?...」

 「...それは...まぁそうですけど...どうして分かったんですか?」

 「...最近図書館の帰りとか本を読んでいる時に難しい顔をしているから...」

 「なるほど...ぐぬぬ...家に帰ったらみんなに相談してみようと思います」

 「...それがいいよ...」


 もしかしたらドロシー辺りからいい話を聞けるかもしれないしね ドロシーって妖精魔法使えるのかなぁ?もし使えるとしたら妖精について何か知っているかもしれない

 なんて思っていたら放課後になってしまった 今日は図書館によらないでまっすぐ帰ってすぐドロシーに聞こうそうしよう


 「ただいまぁ!」

 「おかえり」

 「おかえりなさいマルガ様」

 「...ただいま...」

 「おかえりミツキ、最近ただいまって言うの慣れてきたね」

 「...言うな...」

 「今日は早いですね?何かありましたっけ?」

 「今日は...聞きたい事があった!」

 「ほうほう、夕ご飯食べながら聞こうかな?」

 「分かりました、ちょっと早めに作ってお話を聞きながら食べましょうか」


 メリーが最近料理に凝りだして晩御飯がどんどん楽しみになって来た 何も相談していないのに気づいたら私が好きな味になっているからもしかしたらメリーは心を読める能力でもあるかもしれない


 「マルガ様顔に出やすいから何がだめで何が好きかが分かりやすいんですよね~」

 「...師匠...マルガの好きな味付け教えて欲しい...」

 「師匠ですか...じゃあ今日はミツキ様も一緒に料理作りましょうか」

 「マルガちゃん私たち料理作れない系女子だけどどうする?」

 「...いつか覚える...予定...」

 「いつか一緒にがんばろ、王族が料理覚える必要あるのか分からないけど」


 ミツキさんが料理するのかぁ 大丈夫かな ミツキさんなんでも出来そうだけど実は料理がだめでダークマターを作っちゃったりしないかな そのギャップがあったらそれはそれでありかも 最近本当にミツキさんのスキンシップに抵抗が無くなってきてこれが慣れか...ってなってる 恥ずかしさはまだあるんだけどね


 「...出来た...」

 「出来ました~、ミツキ様料理上手ですね?」

 「...様はやめて...せめてさんにして欲しい...一番は呼び捨て...」

 「うーん...マルガ様の夫になる方は様付けしたいのですが...じゃあさん付けにしましょうかね」

 「...それでよろしく...」

 「なんか今聞いてはいけないワードが聞こえたんだけど!メリーまで毒されてしまった!」

 「最初は冗談だと思ってたんですけど、ここまで一途だと応援しちゃいますよね、頑張ってくださいミツキさん」

 「...取りあえず家族の同意は得れた...後は本人だけ...」

 「外堀がどんどん埋まっていく...パパとママに期待しないと」

 「あぁ、ライル様とソフィア様なら今週のお休みの時に来ますよ~」

 「早くない?...」

 「本当はもっと早く来る予定だったらしいんですけど仕事が増えたみたいで!」

 「...早くもお父さんとお母さんと対面...お義父さんって読んでみようかな...」

 「...説明どうしよう...」

 「そんな事より早く食べないと冷めちゃうよ?」

 「あ、そうだった、いただきます」

 「...どうぞ召し上がれ...師匠に教えてもらった...」


 恐る恐る食べてみる 正直見た目ならメリーの料理とあんまり変わらないけど...調味料間違ってたりしないかな 大丈夫かな


 「...美味しい」

 「美味しいね~」

 「...ほっ...」

 「よかったですねミツキさん」

 「美味しい..ミツキさんとっても美味しいよ!」

 「...それはよかった...」


 ミツキさんが作った料理はメリーと同じぐらい美味しかった これが出来る女子..料理もおいしいなんて


 「それでマルガちゃん聞きたい事ってなんだい?」

 「私にもですか?」

 「知ってるなら教えて欲しいかも...?」

 「...私はお皿洗っておくね...」


 これで仮にドロシーもメリーも知らなくても自分で調べるだけだもんね でもちょっと緊張するなぁ


 「...妖精魔法って知ってる?」

②に続きます


はたしてマルガちゃんは妖精魔法を覚えれるのか~

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