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絶対に認めないから!  作者: 真姫
2章 共和国編
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私は買い物に行く!③

今回で終わりです

「次はどこに行くんですか?」

 「お昼ご飯食べてないしお昼ご飯でも食べに行こうかなって考えてるよ!」

 「...食べにいくなら立ち食いじゃなくてお店がいいな...」

 「賛成ー」

 「じゃあ適当なお店探して食べよっか!」


 どうやらこれからご飯を食べるお店を探すみたいだ お肉かお魚食べたいな 野菜はちょっと苦手だから出来れば少なめのお店だととっても助かるな この体になってから野菜が食べれなくなってしまったんだよね 前世は食べれたからね!苦手ではあったけど


 「といっても知ってる店以外はあんまり入りたくないから...」

 「...任せた...」

 「ここら辺知ってるのカエデとツバキくらいじゃない?」

 「私はまずここら辺が初めてなので..」

 「じゃあこの前食べておいしかった所行こうか!」


 そういってカエデさんが私たちを案内した飲食屋は..『妖精の飯』 あれ?さっきの洋服屋さんと名前似てるなんてレベルじゃないけど大丈夫なのかな?


 「...カエデ?...さっきのお店と名前もろ被りしてるけど何か知ってる?...」

 「えー?言われてみれば!お店の人に聞けば知ってるかもよ!」

 「...それもそうね...取りあえず入るわよ...」

 「はーい」


 お店に入ると割と賑わっているお店だった ただ男集団が多いな...?大丈夫なのかな? 一応ちらほら女の人も居るけど皆こう...鎧と付けてまるで普通の仕事をしている風じゃない人達ばっかりだけど


 「ん?あぁ大丈夫だよマルガちゃん、ここは冒険者御用達のお店だからね、そんな警戒しなくても変な人達じゃないよ」

 「にゃるほど?」

 「...取りあえず席付こうか、ここに立ってても目立つだけだからね...」

 「マルガちゃんのせいで既に野郎連中には目立ってるけどねー!」

 「..ええ?..」

 「...美人だからね...」


 なんでそうなるのだろう どっちかっていうとミツキさんの胸に視線が行ってる気がするんだけど なんでも私が目立つみたいな言い方はやめてほしいな まぁさっき道を歩いていて視線がちょくちょくこっちを向くのは気づいてたけど流石に銀髪が珍しいだけだと思うけどなぁ?


 「マスター!いつもの!」

 「...なんでいつもので通じるのよ..私はオークのステーキ..」

 「私もーいつものやつでー」

 「....えっ...じゃ私もミツキさんと同じ奴!」

 「あいよ!オークのステーキ4つね!」

 「カエデとツバキも一緒じゃない..」

 「ねぇねぇおじさん!」

 「おじっ...なんだいお嬢さん?」

 「なんで妖精の服と名前被ってるの?」

 「あー..それには深く広い事情が...」

 「そんな事情無いわよ?」


 奥のキッチンらしき所から美人の女の人が呆れながら出てきた 黒髪で髪が長くそれを綺麗にポニーテールで纏めているのがおしゃれだ 

 あれ?よく見たらリアさんと顔が似ている気がする...ということは


 「妖精の服は私たちの娘が経営しているから名前を付ける時に意図的に被せたんだと思うわよ」

 「すいません!失礼な事聞きます!マスターが旦那ですか!」

 「...本当に失礼ね...」

 「...カエデさん...」

 「カエデ...」


 私たち三人その質問にドン引きである いや、まぁ気になってはいたけど...


 「ん?あぁ、俺がリアのお父さんだぞ?」

 「似てないですね!」

 「よく言われるからもう慣れた!まぁお母さんに似てよかったよ!俺に似てたらひどい事になってたからな!」

 「...自分で言ってて大丈夫なの?..」

 「もう慣れたよ!」

 「はい、ステーキ4つですねー、熱いので気をつけてください」


 なんてお店の人と話していたらすぐに料理が出てきた かなりスピーディーである 気になっていたお店の名前問題と果たしてキッチンから出てきた人が奥さん問題が同時に解決したので気持ち的にはかなりスッキリである


 「あつ!」

 「..熱いって言ってたじゃない...」

 「カエデはいつも聞かずに食べるからしょうがない」

 「...冷ましてから食べよう...」


 普通にご飯は美味しかった 大味な味付けだったけどそんな味は久しぶりに食べたのでたまに食べたくなるやつだなと思った 今度はドロシーとかも連れてまた食べに来ようかな


        ◆◇◆◇


 「美味しかったねー!」

 「美味しかった...」

 「本当にいいんですか?ミツキさん...流石に食事代くらいは出せますからっ..」

 「...彼氏面したくてしょうがないからつい...」

 「彼氏は全部奢る訳じゃないと思います..というか彼氏にした覚えはないです!」

 「...刷り込みは始まったばっか...」

 「怖い事言わないでください!」


 恐ろしい 気づいたらミツキさんが彼氏とか言ってても突っ込まないようになるのだろうか そうならないように気を付けなければ


 「ふぅ..買い物したし食べ物食べたし...ちょうどいい時間だし帰ろっか!」

 「賛成ー、このまま帰ってお昼寝したい」

 「...じゃあ私がマルガを送り届ける...」

 「一人でも行ける..って言いたいですけど..迷う自信しかないです..なのでお願いします..」

 「...任せて...」

 「じゃあマルガちゃんとミツキ、また今度ね~」

 「じゃあね」


 私たちの買い物はこれで終わった 結果で見れば洋服が沢山増えてお腹いっぱい食事できたのだからよかったよかった ただ支払いを全部ミツキさんがしてくれたのと洋服をタダで貰ったのは正直申し訳ないなぁ..今度ちゃんと買いに行くしミツキさんの分支払ってみよ


 「何か忘れている気がする...」

 「...今日さぼった事?...」

 「...あっ!」


 なんでお家が近づいて来てから教えるのだろう 多分ミツキさんは意地悪な気がする 逃げようにもミツキさんがしっかり手を握りしめながら歩いていくので逃げるに逃げれない これは終わった気がする


 「おかえり~、ミツキもご苦労さん~」

 「おかえりなさいませ、マルガ様、ミツキ様」

 「....ただいま...」

 「ただ..ただいま...」

 「じゃあマルガちゃんお説教ね♪」

 「...南無...」


 ドロシーの説教がとても怖かったけど特に怒ってる訳ではないみたい 学校に行ってさぼるくらいなら堂々とサボれと言われたけどなんで午前の授業を出れなかったかを弁明するととっても呆れられた


 「...流石に本に集中して午前中全部飛ばすのはたぶんマルガちゃんだけだよ...?次からは気を付けてね?」

 「...頑張る...!」

 「はいはい、頑張ってちょうだい」


 次からはちゃんと時間を気にして本を読むようにしよう 流石に午前授業ブッパはやばいからね 明日から休日...!探索頑張るぞ!

次回から動きます(いつもの)

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