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絶対に認めないから!  作者: 真姫
2章 共和国編
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私は女子会をする!

 「ただいまー」

 「おかえりなさいませ、遅かったですね?マルガ様?」

 「ちょっと図書館に行ってたら集中してしまった...反省は特にしていない」

 「反省しなさい、時間になっても校門に来ないから少し焦ったのよ?」

 「...私が何回呼びかけても....もう少しって言って帰る気無かったもんね..」

 「ちがっ...あんなに時間経ってるとか思わなくて...」

 「取り合えずマルガちゃんは後でお仕置きするとして...メリー?今日はお客さんが居るから食事を一人分増やしてほしいんだけど大丈夫?」

 「それくらいなら大丈夫ですよ?マルガ様のお友達でしょうか?」

 「...初めまして..ミツキって言います...マルガの結婚相手です...」

 「あらあら?学校初日で婚約してきたんですか?..すごいですねマルガ様..」

 「違うから!ミツキさんが勝手に言ってるだけだから!と、友達...だから!」

 「友達って言うことを少し恥ずかしがってる辺りが可愛いわね」

 「...やっぱり可愛い...」

 「あんまりからかわないでください!...ぐぅ...」


 恥ずかしくて赤面しているのが分かる というかこの人たちは私の事を弄りすぎじゃないだろうか?最近弄られキャラになりつつあるけど昔はもっと...あれ?もしかして私って前世から弄られキャラなのだろうか?だ、だとしたらそのイメージを払拭しないと...!


 「取り合えずご飯を作りますのでマルガ様とミツキ様は軽く体を洗い流してください?」

 「...えっ...や、やだ?」

 「...マルガ?一緒にはいろっか?」

 「絶対やだ...お風呂に入るより浄化魔法の方が効率がいいもん...」

 「...髪の毛のケアとかお肌のケアもするんだよ?...」

 「ミツキちゃん?マルガちゃんは重度のお風呂嫌いだよ、もし入れるならこう..やんわり脅して入れるかそもそも無理やり入れるかだよ?」

 「...なるほど...マルガはなんでお風呂が嫌いなの?...」

 「水がこう..ごわーっ!って来るのがやだ!そもそも水がなんかやだ」

 「...でも..入らないといけないよ?」

 「マルガ様~?入らないとご飯抜きですよー」

 「浄化魔法じゃだめなの!?」

 「だめですよ」

 「ひどい!...がううう...」


 諦めて入るしかないのだろうか、というか仮に入るならせめて一人で入りたいな ミツキさんと一緒に入ったら恥ずかしくて先に死んでしまいそうだ 死因は恥ずか死


 「せめて一人で入る...」

 「だめだよ、子供だけでお風呂なんて何があるか分かったものじゃないからね、ミツキと一緒に入るか私と一緒に入るか、別にメリーでもいいけどメリーはご飯の準備があるからね」

 「..それだったら...どっちでもいい...」

 「聞いたねミツキ?」

 「聞いたよ...ドロシー...」

 「「さいしょは..ぐー!!...じゃんけん...」」

 「ぐー!」「...ぱー...」

 「なんで!なんで私が負けるの!」

 「...愛は絶対勝つ...」

 「私にも愛はあるのよ!」

 「変な事で争わないで...困るから...」

 「...とっても大事な事よ、マルガ?...じゃあ一緒にはいろっか...」

 「...分かりました...ちくせう...」


 今からミツキさんとお風呂に入るのか...あれ?私とミツキさんと会ったの今日なのになんで今一緒にお家に帰って一緒にお風呂を入ろうとしている..これはかなり凄い事をしているのではないだろうか なんなら初日に結婚を申し込まれてる もしかして私はモテてしまうのだろうか? 照れるけど正直困るなぁ まだ3歳だし

 一緒に入ったお風呂だったけど凄かったとだけ言っておこう お胸には私の頭に乗せた西瓜が重力に従って垂れると思ったら重力に逆らってた この世界って不思議だね 更に狐耳と尻尾がとってももふもふだったよ


 「疲れた」

 「...マルガとってもかわいかった...食べちゃいたい...」

 「ドロシー!ここに変態が居るよー!」

 「さっさと髪の毛乾かしなさい、ご飯の用意が出来てるわよ」

 「ぐぬぬ...」

 「...髪の毛乾かすの割と時間かかるのに...もうご飯出来てるの?...」

 「ああぁ、それはマルガちゃんが魔法で乾かせるからよ、ほら」

 「..はふぅ...これやると髪の毛が温かくなって気持ちいいんだよね...」

 「...火属性?...でも乾かしてる...違う...蒸発させてるから...両属性?...」

 「水属性だけですよ~、魔力操作で温度を変えて温かくして飛ばしてるんです、だから髪の毛が温かくなって水を飛ばせるんですっ」

 「...なるほど..他人にもできる?..」

 「はい!やってみますか?」

 「..お願い..」

 「えいっ...」

 「...ふわぁ...これは気持ちいい...癖になりそう」


 ミツキさんが蕩けている顔を見て可愛いと思ってしまった 色っぽいとも言うけど


 「じゃあご飯食べよっか」

 「はーい」

 「...いただきます...」


  今日のご飯はとっても美味しかった やっぱりメリーのご飯はとっても美味しい お弁当も美味しかったしいろんなものをたくさん作って貰って空間魔法に入れちゃおうか悩んじゃうよね


             ◆◇◆◇


 入浴を終え、食事を終えたら眠る支度...なんだけど私の部屋にミツキさんが居る パジャマ姿ですごいドキドキする...じゃなくて!


 「なんでミツキさんが私の部屋にいるんですか!」

 「...言わなかったっけ?...一緒に寝るって...」

 「聞いてないと思います...空き部屋があるのでそこで寝るものだと思ってました...」

 「...二人っきりだね...」

 「嬉しいセリフな気がしますけど目が完全に獲物を狙う獣ですよ!?」

 「...気のせい...さぁ寝よ?...」

 「お泊りとか女子会ってもっと平和なものだと思ってました...」

 「...おやすみ...」

 「おやすみなさい、ミツキさん」


 なんというか今日はすっごい濃い一日だった まだ学校に行って一日しか経ってないのに友達が沢山出来て魔法を二つも覚えてしまった 何故か告白もされたけど...あれ?でもクラスは5人って聞いてたのに一人見てないなぁ..明日学校に行ったら見れるかな?明日もすごい楽しみだ

 なんてことを考えてたら夢の中に入り込んでしまった

一日が終わるのに十話もかかるなんて思いもよらなかった・・・


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