私は約束を守らせる！
「ねぇミツキ」
「...なに？...」
「今日一日私この洋服着たよね？」
「...そうだね？...」
「なんでも聞くって言ったよね？」
「...うん、なんでもいいよ...」
「じゃあ...」
どうしよう...九尾の事聞く気満々だったけど直前になってそんな事に使っていいのか心配になってきた もっといい使い道があるんじゃないかとか でも...私はミツキが心配だから...ミツキの体に別の人が入り込んでるなんて言う怖い状況を早く終わらしたい... 頑張ろう
「...ミツキは...なんで...九尾と契約したの？」
「...んー...」
「出来れば濁さないで...ちゃんと答えて欲しい...私が関係してる？」
「...そうだね...マルガが関係してるよ...」
「...そうなんだ...」
「...私が契約したのは...マルガが関係してる...これだけは言えるよ...」
私が関係している って事が私が悪い？ それとも私が精神体になって体が開いてる時に何かしらの取引があった？ 聞いてみたけど結局分からない...うーん...ちゃんと契約内容を聞きたいけど 難しい
「...マルガが最近他に目移りしたりして大変だから...ちゃんと私に釘付けにしないと行けないし...」
「え？」
「...その内他の所にフラって行くかもしれないし...だから...ね？...」
「もしかして...そんな簡単な事の為に...体を渡したの？...」
「...それ以外にもあったけど...マルガを私に繋ぐ為に？」
なんでそんな理由で...ミツキにとっては大事な事なのかな...あれ？でもそれって...
「...もしかして私がミツキの隣にいれば解決？...」
「...まぁ...」
「えーと...でも九尾の契約は残ったままだよね...？」
「...うん、この子は目的が一応あるみたい？...」
「それは分からないの？」
「...知ってるけど...教えられない...マルガが思うほど悪い子ではないわよ？...」
「そう...なんだ...安心しても大丈夫？」
「...大丈夫だとは思うよ？...」
じゃあ...安心した方がいいのかな？ ミツキが言う事は信じたいし...でも裏を返せば私が傍に居なければ安心できない？ 私的には一緒に居るのは別にいいけど... 明日とかも一緒に居た方がいいのかな...どうなんだろう
「じゃあ...明日も一緒に図書館...行く？」
「...行く...」
「別に言ってくれれば聞いたのに...」
「...断られるの怖いし...取り合えず断られない状況にして...ね？」
策士と言えば策士だけど...ある意味自分を人質にした特攻はやめて欲しい... 取り合えずミツキの言った事は信用するけど...九尾に対して警戒も忘れない様にしないと 一応私の事を監禁してその間にミツキにコンタクトしに言ったんだからね ミツキの前でだけ猫被ってる可能性すらあるんだから
◆◇◆◇
「...おはよう...」
「......」
起きたら目の前にミツキの顔があった なんでこっち見てるんだろう...あれ？どんな状況だっけ 抱きしめられながらずっとこっちを見ているんだけど... うーん...一緒に寝て...様は私は抱き枕状態か？ 一緒に居るとは言ったけどスキンシップが激しくなったら私そのまま恥ずか死するかもしれないんだけど...
「...今日は...図書館行くだけだからね？...」
「...傍に居とくよ...」
こんなぬくぬくで気持ちいいベッドから抜けたくないけど...さっきから気を使って隠れているリーアとブリザも居るし、早くでて準備しよう 色々勉強しないとなぁ
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