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絶対に認めないから!  作者: 真姫
5章 ホルマ編
214/239

私は脱出する!

 どうしよう、非常に不味い...これは完全に監禁された状態だ、どうしよう...転移魔法は使えるか...だめだ、完全にこの空間は隔離されている... あの九尾が何をしようとしているかも分かってない 体を貸して欲しいと言われたけど今の状態だと体を奪われちゃうのかな...色々な問題が大量発生しちゃうから早めに脱出しないと行けない... どうやって


 「...本気でどうしよう...リーアにも助けて貰えないし...」


 リーアにも助けて貰えない、神様に頼るのもちょっと辛いかな、だから自分の力で出るしかない やれる事をやろう...まずは解析だ、この世界がどうやって構築されているのか... うん、自分で言ってて何を言ってるのか分からない、解析とかした事ないし出来る訳がないよね...取り合えず出口を探そうか...うん



    ◆◇◆◇


 「...何処にも無いな...」


 結局グルグルと回ったが出口は無かった 真っ白な世界に見えるがちゃんと壁はある...つまり無限の空間って訳では無いけど出口がある訳でも無いんだよね...次の手段に移ろうか

 次の手段はそう...魔法による物理攻撃! 簡単に言うと魔力で思いっきり空間を壊すかそれが無理だったら魔法を使って壊すか...脱出(物理)だね、これが出来なかったら正直お手上げだけど...頑張ろう


 「...まずは...」


 思いっきり魔力をぶつける、まるで世界が揺れる様な錯覚を起こすが多分壁が思いっきり揺れただけだろう うーん...ただ揺れるだけで特に何も起こらない...魔法を使うかぁ...まずは...うん、風属性とかで切り付けてみよう!


 「ウィンドウカッター!」


 風の刃で空間を傷つける 切り傷は着いたが私の目だとすぐに修復しているように見える...うーん、どんな理屈だろう? 手ごたえはあるんだけど結局修復されてる...魔法が悪い?それとも魔力の攻撃だとだめ? うーん、色々試してみないと分からないなぁ

 次は種類を変えてみよう 火、水、氷、土...色々試してみよう 他にも何かあったかな...ルクロンの学校の時にミルちゃんが使ってたあの魔法が使えるかも? なんだっけ...あの灰色の魔法...名前は無かったはずだから記憶を頼りにやってみよう えいっ

 壁は一度溶けた後に明らかに修復していった...つまり魔法じゃだめかぁ...うん、最後の手段だ、体が痛んで嫌になっちゃうけどブリザを殴った時みたいにやるしかないか...よしっ


 「...ふぅ...やぁ!!」


 ありったけの魔力を込めて壁がある場所を本気で殴ると壁にヒビが入り思いっきり外に出る事が出来る 案外力だけで行けるもんだね...魔法より物理の方が強い...? そんな事は今はどうでもいいんだった さっさと帰らないと...って思ったらまた暗闇の中引っ張られる様な感覚に陥る、これで帰れるかな?


       ◆◇◆◇


 「...ん...」

 「...起きた...」

 「とても遅かったわね、何処で道草食ってたの?」

 「...私どれくらい眠っていた?...」

 「私が戻ってから半日だから実質一日ぐらいかしら?」

 「...そう...」

 「...ちょっと心配した...何があったの?...」

 「うーん...話したら長いよ?」

 「私も気になるわよ、途中でマルガが何処かに行ったと思ったら完全に反応が消えたもの、でもこっちの体は普通に寝ていたし...」

 「えーとね...」


 という事でちょっと簡単に纏めた 途中で変なのに拉致された事 その変なのが私の体を乗っ取ろうとしたこと 多分悪い奴だから大変 みたいな感じでかなり抽象的に... 最悪の想定だと既に体が乗っ取られている予想だったけど違ったみたい 結局何が目的だったのか全く分からないや...

毎日21時に投稿しています!


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