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絶対に認めないから!  作者: 真姫
5章 ホルマ編
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私は九尾と対面する!

全然着かない ずっと暗闇のままだ、こんな長い物なのかな でも光が見えてきた、あそこに向かえば宿に着くかな たどり着かないと少し困るけどね...でもあの光すっごい嫌な予感がするのはなぜだろう...


 「...んー...眩しい...宿に着いたかな...」

 「残念ですけど宿じゃないですよ」

 「ん...?」


 誰だろう、聞いた事があるけど分からない...なんか記憶に引っかかる様な声だなぁ、誰だっけ 全然思い出せない...せめて姿が見えたら思い出せるかもしれないけど...うーん、見えない


 「精神体を拉致したからちょっと環境に対応出来てないのかしら?」

 「うぐ...誰?」

 「うーん...驚いて欲しいからちゃんと見える様になるまで待ちます」


 なんて悪趣味なんだろう、教えてくれたら簡単に話が進むのに...どうして変な所を律儀に待つんだろう 本当に辞めて欲しい、その内天罰が下ってっしまえばいいのに


 「...見えてきた...だれ?」

 「覚えてないかしら?」

 「...九尾...巫女...あっ!」

 「久しぶりね、柊ちゃん?」


 柊、その名前で呼ばれる事が久しぶり過ぎて全然反応できなかった ただその姿には覚えがある、姿を見て声を聞くとなんで思い出しにくかったか分かるよね 一回しか会ってないし転生する前だもの あの時は女神って名乗ってたけど絶対違うよね どっちかっていうと邪神の娘って言った方がいい気がする...


 「それで何の用...?」

 「なんでそんなピリピリしてるの?柊ちゃん」

 「柊じゃなくてマルガだから...」

 「まぁどっちでもいいのよ、それよりお願いがあってね?」

 「...まぁ聞くだけ...」


 いったいどんなお願いをするんだろう、どうせ碌な事じゃない...とか思っているんだけど...ちょっと転生させて貰った恩があるから聞くだけ聞いてみる...うん、本当にどんなお願いをする気だろう


 「ちょっとだけ体貸してくれない?」

 「何に使う気なの?絶対に嫌だけど」

 「ちょっと遊ぶだけですから...ね?」

 「絶対に違う...貸さないから...」

 「そうですか...まぁ...貸さないと思ってましたけど...」


 貸さないと思ってたのにダメ元でお願いしないで欲しい... 何が目的かちゃんと聞かないと少なくとも貸す事は出来ないかな、 どうせ封印されている女神を開放するとか、私の魔力を使って悪い事をしようとしてるとしか思えない むしろそれ以外ならちゃんと教えて欲しいまである 


 「...まぁ他に手はあるからね...」

 「何しようとしてるの?」

 「...楽しい事...ですよ」

 「教えてくれる気はないのは分かった...じゃあ宿に返して?」


 私は今からやる事が多くて早く帰りたいの、それに先に帰ったリーアとかミツキも心配しているだろうし...さっさと返して欲しい 拉致したって言っても方法が分からないから帰り道も分からないんだよね


 「返すには返します、ちょっとここで待ってて貰いますが...」

 「...どれくらい?」

 「...一年♪」

 「...何を言ってるの?...」

 「私が今からやろうとしている事を邪魔しそうなのはマルガちゃんですから、ちょっとここで待ってて貰いますよ」


 一年ここで?本当に何を言ってるんだ、それに私が邪魔をする...って事はルクロンにでも手を出す気? それとも...まさかミツキに?


 「ちょっと...なんで消えようとしてるの?」

 「じゃあ頑張ってね~」


 そういって巫女九尾が消えていった え、どうやって脱出しよう 後はあの九尾が何をしようとしているかの探らないと行けない...あー!一気に面倒な事になっちゃったな!

毎日21時に投稿しています!


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