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絶対に認めないから!  作者: 真姫
5章 ホルマ編
195/239

私は縛られる!

 次の国、ホルマまでもう少し...とかではなくこのペースならまだ一か月かかる なんでかと言うと...また私は魔法禁止されているからだ 街で滞在している時に魔法を使ってもいいんじゃないかなんて思っていたんだけど... ミツキが街で最後の日に買ってきた道具がとてもやっかいで... ちょっとこの道具について説明したいと思う この悪魔の道具を...


      ◆◇◆◇


 「...ただいま...」

 「おかえり~、何を買ってきたの?」

 「...ん、魔道具...」

 「魔道具?何か必要なのあったの?」

 「...うん、ちょっとこれからの旅に必要な魔道具...」

 「どうなの?」

 「...説明する前に...つけて?...」

 「え?」


 渡されたのはリング状の魔道具だ...なんだこれ?指輪にしては大きいけど腕輪にしては少し小さい様な... んー?何処に着けるんだろう


 「...これは獣人用で...尻尾に着ける...」

 「えー?尻尾に?...凄い嫌なんだけど...」

 「...着けないの?...」


 着けたくないんだけど...ミツキがジッと目を見つめてくる...うー、そんな目で見ないで欲しい そんな目で見られたら着けないといけなくなる... 


 「...というわけで着けたけど...これどんな魔道具?...」

 「...これは...ある条件に合わして伸縮する...後は振動したり...割と応用の効く魔道具...」

 「えー?...ちなみに条件っていうのは?...」

 「...聞きたい?...」

 「...」

 「...この魔道具は魔力に反応して振動しながら縮む様になってる...魔力が消えると...元に戻る...」

 「この魔道具の意図は?...というか...え?」

 「...意図は...明日から魔法禁止...体力作り...」

 「も、もし戦闘とか...探索とかに魔法が必要になった時はどうするの?」

 「...これは私の意思でオンオフが出来るから...特に問題無し...」

 「...え...あ...」


 これは非常に不味い 変に魔法を縛る様な魔道具なら私の魔力だけで壊れるんだけど...これは非常に不味いんだよね...獣人が全員どうかは分からないけど私は尻尾と猫耳が非常に敏感だ 他人に触られるとかなりくすぐったく感じるし...付け根なんかその最たるものだ そこに振動したり縮む物が付けられているなんて...なんかの拷問じゃない?


 「...そこまでして?」

 「...勿論...マルガの生活にかかわる問題だからね...」

 「嘘でしょ...?」

 「...因みに自分で外そうとするとどんどん縮むから痛いよ...気を付けてね...」

 「嘘でしょ!?」

 「...これで一緒にお風呂入れるね...」

 「そっちが本当の目的か!」


      ◆◇◆◇


 という訳で現在殆ど魔法が使えない生活を強いられている リーアもノリノリなせいで探索をやってくれている...だから今日まで盗賊と魔獣に一回も襲われてない なんて楽な旅だろう、魔法が使えない一点を除けば最高だね


 「...これのせいで空間魔法も使えないし...」

 「...何か言った?...」

 「特に何もー?」


 空間魔法が使えないからいつものお菓子のつまみ食いも出来ない...最近私がやってることは歩いて疲れたら休憩してご飯を食べてお風呂に入って寝る...それを繰り返している 体力作りって言っても暇だよ!! 何か楽しい事はないのかな

毎日21時に投稿しています!


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