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絶対に認めないから!  作者: 真姫
5章 ホルマ編
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私は夢を見る!①

 最近ずっと歩いてるんだけどまず太ももが筋肉痛で辛い...それに腰の骨も居たいし...魔法を使って治療しようかな? それでも治るか分からないけど...私今まですっごい魔法に頼っていたんだね、一週間ちょっと歩いただけでこの状態だもん、最近朝起きる時に立ち上がるのが辛いけどミツキとリーアにバレない様に頑張っている


 「...疲れたぁ...」

 「...最近起きるの遅いけど...疲れてるなら休んでもいいんだよ?...」

 「き、きのせいじゃない?...」

 「...まぁいいけど...辛いなら辛いって言うんだよ?...」

 「はーい」


 まだ大丈夫な気がする、根拠は特に無いんだけどね? ご飯を食べる為にテントから出て...足がプルプルする!辛い! もうだめかも、こっそり魔法を使っちゃおう


 「...回復...」

 「ん?マルガ今何の魔法使った?」

 「...使ったの?...」

 「え!?ちょ、ちょっとだけ回復魔法をね?」

 「...辛いなら休憩させるって言ったのに...」

 「大丈夫大丈夫」

 「因みに回復魔法は筋肉痛とか治しても繊維を強化する訳じゃないからまた同じ頻度で筋肉痛になるわよ」

 「...嘘でしょ?」

 「だから筋肉痛なら休憩するのよ、魔法に頼っちゃだめだよ?」

 「...次から善処する...」


 えー...つまり私はまた一週間ぐらい歩いたら筋肉痛になるのか でももう少しで街に着くし多分大丈夫でしょ どうせ三日ぐらいで筋肉痛になるけど


        ◆◇◆◇


 やっと街が見えてきた、かなり大きい街だ 魔法が発展している様には見えないけど それにあの森に調査にいった人達も私達が街に着くまでに来ると思ったけど結局戻ってこなかった 街に着いたらフカフカのベッドで横になって寝たいね もう筋肉痛が辛い


 「...足と腰が...死ぬ...」

 「また?座るのとミツキがおんぶするのどっちがいい?」

 「...どっちでもいいけど」

 「...じゃあおいで...」

 「...失礼して...」


 案外ミツキの背中って大きいね それに尻尾がいい感じにクッションになって あ、やばい...これ眠くなる奴だ もうすぐ街に着くのに寝てしまったらちょっと申し訳ないから頑張って起きておかないと行けない


 「...ん...やっぱり...座って休憩しようかな...」

 「...もうおんぶしているし...そのまま進むから休んでていいよ...」

 「眠いなら寝ちゃえば?別に街に入ったら起こしてあげるよ?」

 「...うぐ...そう言われると困る...」

 「別に何も気にせず寝ればいいじゃない...」

 「...私は気にしないよ...」

 「...じゃあお言葉に甘えようかな...」


 うーん 今なら一瞬で眠れる気がする...目を瞑ったら...簡単にね

 ただ最近眠る事は出来ても熟睡は出来ないんだよね、更に夢を見る事も出来ないし...今日は夢を見れるかな

毎日21時に投稿しています!


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