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絶対に認めないから!  作者: 真姫
4章 グリード編
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私はグリードに行く!②

という訳で魔の森に着いたんだけど...昨日とちょっと様子が違うかも? 具体的に言うと...なんか騒がしいというか...魔獣が鳴いていたり...喧嘩でもしてるのかな


 「...昨日より圧倒的にうるさい...」

 「どうしたんだろうね?」

 「...まぁ気にしてもしょうがない...マルガ...道案内よろしく...」

 「はい、任せて!」


 エルフの魔力を追いながらレッツゴー、騒がしい割には私達が行く道には全然魔獣も居ないし...本当にただうるさいだけだったりして、他に考えられる可能性とかは...うーん...前に倒した魔獣の群れでも関係しているのかな?


 「...うーん...警戒しながら歩いているけど...何も居ないね...」

 「そうだねー、居るには居るんだけどどうにも避けられているみたい?」

 「...そう...ちょっと試してみましょうか...」

 「何を?」

 「...マルガ、適当なサイズの魔獣が居るところに案内して?...」

 「ん?...分かった...こっちだよ」


 何を検証するんだろう?魔獣を倒すのかな...でも仮にそれだとしたらミツキは私に戦闘がある事を教えてくれると思うんだけどなぁ まぁミツキにも意図はあるだろうしとりあえず言われた通りに...


 「...ん?...ちょっとまってね」

 「...何かあった?...」

 「大丈夫...あれ?」

 「...魔獣が逃げていった?...」

 「え?...どうして分かったの?」

 「...避けられてるみたいって言ったからね...理由は分からないけどちょうどいいね...」

 「そうだけど...どうして避けられてるんだろう...昨日はあんなに普通に襲ってきたのに...」

 「...昨日倒しちゃった魔獣が関係しているかもね...割と大きいのも居たし...」

 「うーん...よく分からないね...」


 まぁ魔獣が私達に寄ってこないって事は私達は基本邪魔されず進めるって事だからね、どんどん進んじゃおう...前ミツキに行ったペースがもっと早くなるかもしれない...今日の夜には付けるかもしれない...頑張ろう


       ◆◇◆◇


 「...本当に...魔獣来ない...ありがたい...」

 「お昼ご飯食べてる時ぐらい寄ってくると思ったけど...本当に寄ってこない...私達が進んだ道にすら寄り付かないって事は...匂いとかなのかな?」

 「...分かんない...こんな事初めてだから...」

 「返り血とかは浄化魔法で綺麗にしたんだけどなぁ...ミツキも綺麗にしてるし...分かんないけど...まぁいっか」

 「...あとどれくらい?...」

 「明日の朝には付けると思う...今日は早めに休むか深く進んで休んでもどっちでもいいと思う」

 「...じゃあ深く進んじゃおう...特に体力も消耗してない...」

 「分かった、夜ご飯は歩きながら食べちゃおうかな...お菓子あったかな?」

 「...お菓子より...何か違うもの食べて?...」

 「えー...これが美味しいのに...しょうがない...適当なお肉食べる」


 お菓子はだめみたい...ここまで魔獣が来ないともはやピクニック気分だ ご飯を食べながら歩く、暗くなってきてちょっと涼しいからいい感じ、もう少し進んで休憩したら私が感知してる魔力までもう少しだ、焦らずゆっくり行こう!

毎日21時に投稿しています!


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