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絶対に認めないから!  作者: 真姫
4章 グリード編
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私は魔の森へ行く!②

 「...ん...」

 「どうしたの?」

 「...なんでもない...多分きのせい...」

 「そう?...あっ、前の茂みに反応が...狼?...犬?」

 「...多分フォレストウルフじゃない?...」

 「ここにも居るんだ...無視してもいい?」

 「...後ろから来られても嫌だし...処理しておこう...」

 「分かったー」


 弱い物虐めみたいになってしまうけどしょうがないね。他の魔獣と戦ってる時に横やり入れられても嫌だし... 

 どうやって倒そうかな...簡単なのはやっぱり風属性の魔法かな...うん、それで行こう


 「えいっ」

 「...無詠唱出来るようになってる...」


 私が放ったのはウィンドカッター、風の刃なんだけど魔力の込め方で岩でも切れる様になるから案外使い方次第で恐ろしい事になる魔法だね、私は風属性がまぁまぁ使える程度なのでこれぐらいならお手の物だね


 「うわっ!?」

 「...どうしたの?...」

 「茂みに隠れていたから適当に撃ったけど返り血がすごい事に...」

 「...あら...洗う?...」

 「うー...大丈夫...魔法で綺麗にするから...」


 こういう時はパパっと綺麗に出来る浄化魔法で綺麗にするんだけど...なるほど、返り血は想像もしてなかった 浄化魔法が無かったら今日はこの汚れと付き合いながら行くことになってたから次からは気を付けよう


 「...正直ずるいよね、その魔法...」

 「え?簡単だよ?...ミツキに教える?」

 「...リーアから聞いて耳を疑ったから大丈夫...その魔法魔力の食い方おかしいの知ってる?...」

 「えー...そうかな?」

 「...それに...そんなほいほい使えるようになる魔法でもない...」

 「なるほど...」


 まぁこの魔法を使えるようになった理由も本を読んでる時にお風呂に入りたくなさ過ぎて覚えたからね...お風呂好きなら逆に覚えれないかもしれない...


 「マルガは魔法の使い方を間違ってるのよ、それは元々儀式の前に体を清める為にある魔法よ、お風呂替わりの魔法では無いのよ」

 「リーア、でも私はこの使い方で満足してるもん」

 「それは...マルガの無尽蔵ともいえる魔力があってこそよ?普通は一回使っただけで他の魔法が使えなくなるか疲弊する物だからね」

 「そうかなぁ...よく分かんないや」


 無尽蔵とか言われても私からしたら最初からあった様な物だからなぁ...なんかドロシーに言われて魔法を使っていたら勝手に増えたし....ドロシー懐かしいなぁ...懐かしいって言ってもまだ一年も経ってないけどね 旅に出てから


 「...マルガ?気を付けて?さっきから見られてるから...」

 「ん?何に?」

 「...色んな物...」

 「...んー...私には分かんないや...反応も少ないし...」

 「...気を付けてね...」

 「はーい」


 見られているのか...何に見られているのかなぁ...魔物?それともエルフ?もしくわ別の生き物? ここで考えていても分かんないから進んじゃうけど...気になっちゃうなぁ


        ◆◇◆◇


 「...割と進んだしここで休憩して...折り返そうか...マルガ?魔法はどう?...」

 「今の所全部使えるよ...ただ見れているらしいから試して無いし感覚だけど...」

 「...まぁ大丈夫かな...じゃあ今日はここでご飯食べた後に帰ろうか...」

 「分かった!」


 お昼ご飯かぁ...何を食べようかな...ミツキは何を食べるのかな?やっぱり携帯食なのかな...私?私は空間魔法の中から適当にお菓子でも食べようかな 今日は...クッキーでも食べてみようかな!


 「...お菓子禁止にしようかな...」

 「なんで!?」

 「...なんかマルガ太りそうだし...それはちょっと?...」

 「太らないし...」


 なんて恐ろしい事を言っているのだろうか お菓子禁止なんてされたら私は何を食べればいいのか...困るからやめてほしい!

毎日21時に投稿しています


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