表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
絶対に認めないから!  作者: 真姫
4章 グリード編
148/239

私は旅をする!

 どんだけ悲しい事があっても朝日は昇るよね 私がどんだけ落ち込んでいても世の中は進んでいくし私が仮にこの部屋でずっと塞ぎこんでいても多分ミツキもパパも前に進んでいくだろう、だから私だけが落ち込んでいる訳には行かない


 「...おはよう」

 「...おはよう...もう大丈夫?...」

 「...頑張る」

 「...ご飯を食べていこっか...何処に向かう?...」

 「最初はね、エルフの国...グリードって所に向かおうかなって思ってる」

 「...へぇ...エルフの国はあんまり人を入れてくれないけどね...もしかしてリウムとも会えるかな?...」

 「!...懐かしい...リウムさんとミツキは同い年だったよね?」

 「...そうだね...」


 宿を出るために手続きをしながら外を見る うん、綺麗に晴れてる 外を歩いたらとっても気持ちいいんだろうな...ルクロンを出たら隠している尻尾と猫耳も出して久しぶりに解放感に身を任せれそう


 「...じゃあ行くよ?忘れ物は無い?...」

 「うん、大丈夫、行こうっ」

 「...分かった...」


 宿を出てゆっくりと歩いていく 空が明るいなぁ...今から歩いて門を出て外を歩くってなるとちょっと暑いかもね 軽い恰好で歩きたい所だけど...最悪魔法を使って涼しく行こうかな?


      ◆◇◆◇


 「...マルガは何処に行くべきか分かってる?...」

 「えーと、一応地図を持ってるんだけど...どうやって行こうかな?一応途中に何個も街とか村があるんだけど」

 「...じゃあ歩いていく?それとも馬車を使う...?...一応私御者出来るけど...」

 「うーん...初めてだし歩かない?私は大丈夫だから」

 「...分かった...じゃあ地図を持ってるマルガが案内して?...」

 「えっ...分かった...えーと南だから...あっちかな?」

 「...因み南はそこじゃないよ?そこは西だよ?...」

 「えっ!?...うそでしょ...?」


 私は方角すら読めないのか...ちょっとしょんぼりしちゃうな というかなんで読めないのよ!!どうして西に向かおうとしていたんだ....? うぐぅ...もしかして私方向音痴...?


      ◆◇◆◇


 「...いい天気だね...」

 「なんか旅っていうよりピクニックみたいだね...?」

 「貴方達警戒しろとは言わないけど緩みすぎもだめだからね?」

 「分かってるよー、リーアは心配性だなぁ...」

 「心配性っていうより...マルガの緩みすぎが心配なんだよなぁ...」

 「...マルガが緩みすぎっていうのは分かるけど...」

 「どうしてみんなそういう事言うのよ!」

 「「...だって天然だし?...」」

 「ハモリながらそういう事言わないでよ!」


 皆酷くないだろうか?天然なんて...ちょっとしか思い当たり無いから...ちょっとしか



      ◆◇◆◇


 「...結構歩いた...もうそろそろお昼かな?...」

 「休憩する?」

 「そうね、お昼だし休憩して食事をした方がいいと思うわ、食べれる時に食べておかないといざって時にへばるからね」

 「...そうだね...簡単なご飯にしようか...」

 「何食べようかな...お菓子...はい、ちゃんと食べます」


 お菓子って言った瞬間ミツキとリーアにやんわり睨まれたんだけど...お菓子食べてもいいじゃん、少ししょぼんってしちゃうよね

毎日21時に投稿しています


気に入ったらブックマーク&評価お願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ